隣家がひしめく狭小地でも、建物の形や窓の大きさ、位置を考慮することで、ハンディを長所に変えることができる

2 階リビングは、三方を住宅で囲まれているとは思えないほどの明るい空間。 無垢のメイプルの床が素足に気持ち良く響いてくる

4面採光の明るいLDK。無垢の木と漆喰壁のコントラストがやさしい雰囲気を演出

ヨーロッパで義務づけられている「エネルギーパス（＝家の断熱性能を表す証明書）」を日本の戸建て住宅で初めて取得した『低燃費住宅』。同社の家は、一般的な戸建て住宅と比較すると、暖房エネルギーを85％、冷房エネルギーを44％も削減することできる。環境先進国のEU諸国でも高性能とされる最高レベルの低燃費住宅であることが証明された　

ブラインドは室内よりも屋外に取り付けた方が効率的。8cm 幅のルーバーが直射日光を遮りつつ、適度な光と風を入れる　

ガラスが3 層になっているユーロトリプル樹脂サッシ

熱損失が大きい窓の気密性を一気に上げる。縦と横に開閉できるタイプで、小雨が降りこむことがなく、掃除もラクラク

1 階のホール。外観からは想像もつかないほどの明るさと開放感がある。 白い壁に合わせてコーディネートしたアイアンの手摺もかわいい

南北に長い敷地に完成したK邸。表通りからは室内が全く予測できないようにプランニングされている。変形地や狭小地など、立地条件が難しくなるほど建築家の腕の見せ所で、短所を長所に変えてくれる

三方を建物に囲まれた狭小地でも、吹抜けと東側の中庭から採光を確保

家族のプライバシー確保を考慮した間取り。隣に建物があるため、光の入り具合を時間ごとにシミュレーションして窓の位置と大きさを決めた

リビングとダイニングの天井高を変えたことで空間に変化が生まれた。自然豊かな借景を取り込みながら快適に過ごせるよう、窓の位置と大きさを考慮。窓を開けると清流のせせらぎが心地よく、熟睡できるという

40坪の敷地に完成した20坪の平屋。塗り壁とレッドシダーが程よく調和した片流れの外観がのどかな街並みに溶け込んでいる。狭小地でも変形地でも、建築家の創意工夫でハンディを魅力に変えることができる

三角屋根のシンプルなフォルムの外観。北側にあるみかん畑の借景を楽しむために、窓の大きさと位置を考慮した

吹き抜け上部の窓は、隣家との位置関係を考慮。たっぷりの光を取り込むと同時に外からの視線はカットするため、2階部分を少しずらして配置している

視線を考慮して、高窓と地窓で採光を確保

吹き抜けのあるリビングは広々。敷地面積24坪という狭小地に建っているとは思えない開放感だ。照明にもこだわり、シーンによって光量や色を変えることができる

1階、2階、玄関と3種類のサイディングでデザインした外観。人の往来がある立地なので窓の位置や大きさも考慮した