子ども部屋のクローゼットには通気性の良いルーバー扉

I邸は、130坪の敷地に建つ二世帯住宅。親世帯は勾配屋根の平屋、子世帯は2階建スタイルを採用。1つの家でありながら、外観の色を変えることで2つの家のように見えるようデザインされている

段差が子どもたちのベンチにもなるダウンフロアのリビングと、スキップフロアを設けたLDK。LDKだけでも22畳という大空間だ。リビングに背もたれの高いソファを置いても、段差があるのでソファの圧迫感が軽減されるマジックも

リビングがダウンフロアになっているため、段差がちょうどいいベンチに。窓辺のベンチ台は、上部を開ければ収納スペースになっている。ソファを置く場所にはコンセントを左右に配置するなど細やかな『Select工房』ならではの、心配りが光る

リビング階段の途中に設けたスキップフロアは、上が2.5畳のスタディーコーナー。下は3.3畳の子どもたちの秘密基地。遊び終わったあとのおもちゃを、スキップフロア下の秘密基地に片付けられるから、リビングが散らかりにくい

海やリゾートが好きな奥さまと、サーフィンを楽しむご主人。そんなIさん夫妻が毎日を楽しむための住空間は、庭とLDKがゆったりとつながり、まるでリゾートホテルのよう。庭にはご主人のDIYスペースや、サーフィン帰りにボードや身体を洗える外部シャワーも作り、趣味を大いに満喫できる家に

キッチンはカウンターとダイニングテーブルをつなげることで、配膳や片付けがしやすいうれしいスタイル。ダイニング側にある本棚は、実は隠し扉。扉を開けると収納空間、そして親世帯のリビングへとつながっている

キッチンカウンターの背面にはサブウェイタイルを採用。テレビボードの背面も石張りにするなど、異素材をさりげなく組み合わせて空間を演出

子世帯の浴室などの水回りは2階に配置。洗面台は水栓が2つあり、家族が並んで身支度できる。室内干しや洗濯物を畳めるユーティリティスペースとして設けたインナーバルコニーがすぐ隣にあるので家事もスムーズ

玄関にはルーバータイプの扉付き収納を設置。通気性がよく、見た目もスマート

子ども部屋のクローゼットはあえて扉を造らず広々と

主寝室には大容量のウォークインクローゼットを設置。扉をつけず、オープンにすることで部屋に広がりをもたせる。通気性が良くなり、ウォークインクローゼットに立ち入るハードルも下がるなどのメリットがある

パントリーは通気性を考慮してルーバー式の扉を採用。食器棚は無垢材で造作。スリット窓を設け、北面からの安定した光を取り込む　

トップライトからの光がこぼれ落ちる明るい玄関ホール。シューズクロークの扉はルーバー仕様で通気を確保。奥は室内干しスペース

3つに間仕切りできる子ども部屋。居心地が良すぎてずっと部屋にこもらないよう、クローゼットも作らず、あえて狭くした

ドアを開けると、開放的な玄関が迎えてくれる。モルタルの土間と床の色合い、木製ルーバーの扉など、一つひとつが機能性とデザイン性を兼ね備えている

長女の部屋。扉なしのクローゼットが使いやすくて便利

可変性のある子ども部屋

室内干し空間を兼ねた家事室の広さは3坪ほど。採光や通気性の良さにも配慮し、作業スペースもたっぷりと確保