子ども室も空手の型の練習、ミット打ちや蹴り練習に最適だ。「家のどこかにサンドバッグをつるす予定です」とご主人

子どもたちが転げ回っても「やめなさい」を言わなくていいことが、夫妻にとって最も大切。その要望を最大限に汲み取り、余分な柱や壁のない大空間を叶えたのは、『桜建築デザイン』がこだわる「SW（スーパーウォール）工法」のなせる技だ。ダイニングテーブルのないLDKをはじめ、どの空間も余分な扉や間仕切り、つり下げ式照明を使っていない。子どもたちが追いかけっこをしたり、空手の型を練習したり、時には床に転がって本を読んだりしても大丈夫

明るい色味を好むYさんのため、無垢西南桜の床色が最も濃くなるよう淡い色合いでコーディネート。TVボード裏の黄色は、奥さまが家族のラッキーカラーを参考に選んだもの。サイドの棚は空手のトロフィー置き場にする予定だそう

食事から宿題までカバーするL型カウンター

キッチン真横にあるパントリーは壁紙がビビッド。扉がなくオープンな作りで、子どもたちが自分で探したり、片付けられるように」と奥さま

2階の寝室に設置した照明は、なんとプロジェクター付き。寝転びながら動画を見られる贅沢な空間に。たっぷりのウォークインクローゼットも用意

手前が来客用、奥がシューズクロークを備えた家族用の玄関ホール。広々とした土間が使いやすい

家の南側は、太陽光を取り込む窓がずらり

サッカーを楽しんでいるご主人。「いつか子どもと一緒にボールを蹴れたら」と庭を広く取り、芝生に

ご主人のテレワークに最適な書斎

料理の主担当はご主人というY家。当面の食事は小上がりに座って使えるカウンターを多用し、子どもができたらダイニングをメインにする予定だ

広めな子ども室は、小さいうちはのびのびと過ごせて遊び場に最適

木のぬくもりを感じる玄関フロア。洗面脱衣室、浴室に直結するので、野球の練習から帰ってきたご主人のユニホームもすぐに洗濯できる

スクエア型の外観が目を惹く。家の正面に窓がひとつもないのは「カッコイイ家にしたい」というご主人の希望を反映したもの

ハンモックを吊るしたウッドデッキは家族のお気に入り。「友人を招いて、ビールを飲みながらくつろぐのが楽しみ」とご主人。芝生で子どもとサッカーの練習もするそう

ご主人念願の書斎。趣味のトレーニングもできるよう、懸垂バーを取り付けた。仕事上必要なピアノも気兼ねなく練習できるようになり、最近では子どもたちが弾くこともあるそう

キッチンの背面収納に寄り添うように造作カウンターが置かれている。ご主人のワークスペースや子どもたちのスタディコーナー、さらに奥さまが休憩する場所にも最適だ

大きなウッドデッキがL字型の家を繋ぐ。中庭の植栽は、ご主人自らが手掛ける