屋根勾配の形を取り入れた天井と、大きな梁の存在感は圧倒的。大窓から差し込む光がオープンキッチンを照らし、黒い壁やドアがアクセントとなる。そして肌触りのいいヨーロピアンオークの床。そのすべてがコラボレートしながら、開放的で暮らしやすい空間が形になった。窓を開け放てばウッドデッキや庭への出入りは自由になり、夫妻の仲間が集ってワイワイ楽しむ風景が目に浮かぶ。高い気密・断熱性で一年中快適に過ごせる

キャンプをはじめ、自然の中でのんびり過ごすのが好きな二人。奥さまは昔から「深い緑の外観の家で暮らしたい」という夢があり、それを塗り壁の色に採用！

LDKは空間をゆるやかに仕切りながら、家族の息遣いがわかるレイアウトに。小上がりの畳スペースにある造作デスクは可動式

「グラフテクト」のキッチンは「インスタで見つけて一目惚れして」と奥さま。担当の佐伯さんと一緒にショールームを訪問して吟味し、ドイツ製食洗機「ミーレ」も採用。背面収納は家電を置いても作業できるよう、奥行きを60cmにオーダー

ご主人の趣味、麻雀用の和室を設計。LDKから移動できて、奥のドアから洗面やトイレにも行ける間取りに

造作洗面台に「病院用流し」と呼ばれるシンクを設置。子どもの靴も洗えるサイズ

1階奥のランドリールームと脱衣所、浴室は家族だけのプライベートゾーン。来客の多い家だからこそ区切りは明確に、さらに共働き夫婦の家事時間短縮をサポート

奥に土間収納を備えた玄関。大勢の仲間を迎えてもゆとりある広さ

夜のアウトドアリビング。掃出し窓を開け放てばLDKと一体化して、圧倒的な開放感を味わえる。LDKの南面にこれほどの大開口を集中的に確保できたのは、高強度を誇る「SE構法」ならではの技術

玄関ホールを抜けると、大開口の窓を持つLDKがお出迎え。落ち着きのあるヨーロピアンオークの床をベースに、木目の詰まった見た目にも美しいピーラー（米松）の化粧柱や、壁面にレッドシダーを採用することで、程よい木質感を演出。壁の一部にあしらった、通気性や透湿性に優れたコットンクロスが窓からの光を優しく反射し、室内を照らす。L字のプランにしたことで部屋のどこからでも庭を望むことができ、明るく、居心地のよい空間になった