LDKの主役は大開口窓に面したフルオーダーキッチン。調理中も庭の景色を眺めながら作業ができる。奥さまの身長や使い勝手をとことん追求し、暮らしによりそうデザインを叶えた。こことは別に、店舗スペースにも菓子専用のキッチン工房が備わる

136坪という敷地の広さを生かし、見る角度によって印象が変わるユニークな平屋を形にした。木と塗り壁を組み合わせた外壁、大きな窓が与える開放感が日常を心地よく彩ってくれる

玄関のドアを開けるとホールは介さずに、すぐにLDKの土間スペースが広がる。窓越しに庭の景色が眺められ、キッチンとリビングの間で微妙に建物の角度が変わるため、窓から視線が交差するのも面白い。土間にある扉奥には、キャンプを楽しむご主人のための土間収納を用意

約7畳のヘアサロン。庭からサロンへ入るドアも用意されているため、住居を介さずにお客さまを迎えられる

前面に大容量の造作収納を備えた造作キッチン。ダイニングテーブルと一体化させたことで、料理のサーブや片付けがスムーズに

土間スペースには薪ストーブを用意。『都田建設』の「ドロフィーズキャンパス」には薪ストーブギャラリーがあるため、設置方法や使い方をしっかり教えてもらえるのがうれしい

大きな鏡や病院用シンクを備えたゆとりある造作洗面台。向こうには、室内干しもできるランドリールームも完備されている。大きな掃き出し窓から庭へ出られるため、外干しを回収するのもラク

白い玄関ドアが映える道路側の外観には、木の外壁をたっぷりと活用。玄関ドアの右側に伸びる部分が焼き菓子専用工房で、将来はここで販売もする予定だそう

造作作業台がキッチンとリビングを分け、生活感を隠す。壁付けキッチンながら、大きな窓が備わるおかげで景色を見ながら調理できるのが魅力だ。キッチン壁に貼られたシンプルなタイルも美しい

キッチンをインテリアの主役にしたくなかったと、白を選んだ奥さま。子どもと一緒にパン作りやそば打ちを楽しむために、調理台と作業台を別々に。奥に見える造作のカウンターは将来的に子どものスタディコーナーになる予定

キッチンを囲むようにL字型に広がるリビングは約20畳。勾配天井と大きな窓のおかげで、畳数以上に広がりを感じるつくり。中央にはカフェの店舗のようにお洒落なキッチンが備わり、奥さまが料理をしながら子どもたちに気を配る様子さえ絵になる