カウンターキッチンは『石牧建築』のオリジナル造作。北面の景色を見ながら料理できるよう、I型キッチンと作業台を別々に。ここからパントリー、洗面脱衣所、トイレ、浴室、寝室へと回遊できる間取りになっている。箱収納付きの階段が空間のアクセントに

リビングに全開口の引き戸を採用し、室内をより広く見せる。格子網戸は多少室内が暗くなっても、日射遮蔽に大いに役立つ。格子網戸は、室内からは外部がよく見えるけれど、外部からは中の様子はほとんど見えない。防犯にもなるので、夜は窓を開け、風を入れて寝ることもできる

玄関の土間部分は無垢の杉板。ここまでが土足で、木地になる栗の木のラインで靴を脱ぐ。段差はない。ガラスの玄関扉を採用したことで明るさも十分確保した

垂木、Jパネルが現しとなり、天竜杉の香りが心地いいLDK。緑豊かな田んぼの景色を楽しむために、北面にも大きな開口部を設置した。艶やかに輝く無垢の床は、建築家と『石牧建築』のスタッフ、施主さん家族が一緒にワークショップで漆塗装を施した

天竜杉、珪藻土、雪見障子の構成とコントラストが美しい和室。満月照明、押入れの取手、込み栓など、細かい部分まで大工の職人技が光る。石牧社長が開発したオリジナルの珪藻土は、樹脂が入っていない100％自然素材でできているので調湿効果と耐久性のレベルが違う

2階ロフトから1階LDKを見下ろす。吹抜けの一室空間は、延床30坪とは思えない開放感がある。4面採光で、夕方遅くまで照明が要らないほど明るい空間を実現

勾配天井のハーフユニットバス。天井と壁は風呂桶に使われるサワラを漆塗りしたもの。雨に打たれる感覚のシャワーヘッドもマッチしている。和と洋が絶妙に融合した浴室は、極上のバスタイムを楽しめそう

2階ロフトの丸窓。コンパスで描いたような美しい切り方はまさに熟練職人の成せる業。このような日本建築の伝統技術を次世代に継承することも施主さんの願いの1つだった

垂木、Jパネルが現しとなり、天竜杉の香りが心地いいLDK。緑豊かな田んぼの景色を楽しむために、北面にも大きな開口部を設置した。艶やかに輝く無垢の床は、建築家と『石牧建築』のスタッフ、施主さん家族が一緒にワークショップで漆塗装を施した

キッチンはアイランドスタイルで、回遊できる動線が便利。キッチンからの景色は奥さまのお気に入り

キッチンからパントリーを抜けると洗面脱衣所へ。さらに玄関ホールにまで回遊できる

奥さまの作業がラクラク。家事動線を考えたキッチンからの洗面所

玄関ホールを正面に上がるとキッチンに通じる、便利な回遊できる間取り

建築家らしい独創的な外観。手前の箱に玄関とシューズクローク、トイレを配置。中央の箱は1階がリビングダイニングで、2階を居室に。正面から見えない奥の箱にキッチンスペースがある

ビンテージ感溢れる色合いが絶妙なI型の造作キッチン。作業スペースが広くて使い勝手が抜群

建築家による設計ならではの、シンプルな中にも洗練さを感じる独創的な外観。北面は閑静な住宅地、南面は自然豊かな景色が広がるという贅沢なロケーションだ

なるべくLDKを広く使うために、キッチンはI型に。フローリングの色に合わせてキッチンパネルを選んだ。スリット窓から景色を眺めながら料理できる

キッチンは二人一緒に作業できるゆとりの広さ。キッチン横には水回りが続き、室内を回遊できる