住まいの第一印象が一気に上がる吹き抜けの玄関。入って右がガレージ、左に生活空間と分割した

ガレージ内部は車体の色が映える黒がベース。ガラス張りの趣味部屋はモデルハウスの書斎を参考に。反対側の壁にはミニカー、フィギュア、車雑誌などをディスプレイできるニッチの棚を造り、絵を飾る代わりにモニターを設置。趣味部屋のパソコンとつなげて、好きなアートを映すことができ、飽きたらすぐ変えられる

リビングは白をベースに、ブルーのアクセントウォールと扉が清潔感とさわやかなイメージをもたらす

リビングは白をベースに、ブルーのアクセントウォールと扉が清潔感とさわやかなイメージをもたらす

手芸が趣味の奥さまの部屋。吹き抜けに吊るした照明が見える位置に室内窓を付けた

マガジンラックかと思いきや、実はトイレのドア。玄関からよく見える位置にあるため一計を案じた

ホテルのラウンジをイメージした趣味部屋。車を見ながらパーティもできる

黒のシックな外壁にガレージのシャッターがアクセント

玄関を入ってすぐの室内の景色。右は収納、中央は玄関ホール、左はリビング。これらを土間がつなげている

タイル貼りの床と室内窓が印象的な玄関。右の引き戸を開けるとリビングへ。左は土間収納になっている

玄関を入って右の土間にシューズクローク、左の土間にコートなどの収納を設けた。ホールには帰宅してすぐ手を洗える洗面台を造作

コンセントカバーにドアと一体化するようなペイントを施し、生活感を排した。細部にまでコンセプトを徹底することで住まいのデザインクオリティが格段に上がる

玄関を上がってホールに設けた3畳のウォークインクローゼット。壁をアールにしたことで、空間にやさしさが生まれた。ニッチの青いモザイクタイルがアクセントに。右に進むとダイニングキッチン、左に進むと水回りへとつながる

バルコニーの下にはガレージ配置し、リビングからも愛車を眺められるつくりに。寝室は向かって右棟の2階、浴室などの水回りは左棟の2階に設計している。「入浴のために一度外に出る動線です。お風呂に行くことがちょっとしたお出かけのようで、面白いですよ」とご主人は笑う

家の第一印象を決めるファサード。天然石を贅沢に使い、シンプルなフォルムの中にも高級感がただよう建築家らしいデザインが素敵。建物とガレージの屋上すべてに20kW超のソーラーパネルを搭載

屋根の上まで枝を伸ばすシンボルツリーが印象的なM邸。駐車スペースから写真左側に設けた小径を通り玄関へと入っていく。道路に面した北面には2階の窓1つを除いて一切窓を設けない潔さ

「家らしくなく、カッコよく、ずっと飽きの来ないシンプルなデザインで」という夫妻の希望を叶えた印象的な外観。奥行きのある細長い敷地を巧みに活かし、道路側に店舗を、東側に住居を配置。店舗は外部から直射日光が入りすぎないように窓の位置にも配慮がなされている。「プライベートと仕事の両立、それが何よりも家族の幸せに繋がる。家族とともに楽しめる住まいが実現しました」と語るのは女性建築家の内山里江氏