1階にはご主人のお母さまの部屋も。この部屋も芝生の庭に面し、いつもLDKと一体感が生まれている。ピンクの壁紙がアクセント。「薔薇の鉢植えを育てたり、離れた場所にある畑の世話をしたり。私も庭を楽しんでいます」とお母さま

ガルバリウムと塗り壁のモダンな外観。木塀や植栽までをトータルでプロデュースした

L字型の家で囲むプライベートガーデン

無垢アカシアの床が心地よいLDK。窓から庭を一望できる

庭と室内を自由に行き来。柱の一部に旧家の素材を使うなど、思い出をアレンジして散りばめた

クローゼット、造作洗面台、脱衣所と浴室を結ぶ動線が便利

前面に収納がついたオープンキッチンがスタイリッシュ。キッチン隣に奥さまのワークスペースがあり、造作カウンターやマグネット壁を製作してもらったそう。子どもの学校の資料など書類をペタペタ

「亡くなった父といつも一緒にいられるように」と、仏間はリビングと一続きになるよう設計してもらった。障子付きの小窓から光が入る心地よいスペースだ。奥さまは、ここで趣味である編み物を楽しむことも

お母さまの部屋の南側に配したサンルーム。雨の日でも洗濯物を干して出掛けることができ、観葉植物を育てるのにも最適な空間

ゴロンと寝転びたくなるような広々とした芝生の庭。夏はプールを出して子どもと遊んだり、植栽や自家栽培で野菜を育ててみたりと楽しみが広がる

広い庭のある暮らしは一戸建てならではの醍醐味。ウッドデッキでBBQをしたり、芝生で子どもプールをしたり。花壇で育てたイチゴも子どもと一緒に収穫したそう

お祖母さまの部屋は光と風を享受できるよう、庭に面した南側に配された。壁から柱のように出ている部分には、太陽の熱であたためられた空気を床下に運ぶ「びおソーラー」のダクトが通っている。周囲にじんわりとぬくもりを放つため、あえてお母さまの部屋に計画された

階段途中にある書棚付き扉を押すと、ご主人こだわりの和室が現れる。隠し部屋風のあしらいは、家のテイストに馴染ませるための工夫だ。丸い月見窓の向こうには、ご主人のお父様が育てた植栽を移植した庭が広がる

150坪の広大な土地を活かして、迷うことなく平屋を選択した。植栽とエクステリアも『ぴたはうす』の設計・施工。一面に植えたヒメイワダレソウはお手入れ不要で、1年でこんなに美しい庭に仕上がった。離れのように見える左側のネイビーの外壁部分はご主人のトレーニングルーム。向かいの余っている土地にビニールハウスを建築中で、奥さまとお母さまが多肉植物を育てて販売する予定なのだそう

テーマは「緑に囲まれた暮らし」。2階リビングにある南向きの大きな窓からは、庭の植栽が楽しめるよう設計され、部屋中にも奥さまが見立てた鉢植えが並ぶ。限られた空間を広く使うためのシンプルな内装、高い天井、厳選した家具に加え、リビングから一続きになる寝室まで効率のいい空間使いに見惚れる。愛犬が風を浴びるためのデッキテラスもあり、街中にいながら自然を感じる工夫に満ちている

「コの字」型の建物に囲まれた中庭は、家族だけのプライベート空間。建物と庭が一体化し、アウトドアリビングのように開放的にくつろげる。写真の正面は玄関。LDKと寝室・子ども部屋が中庭をはさんで向かい合わせに配置されているため、離れていても家族の様子がよくわかる。「SE構法」により、これだけの大開口でも耐震等級3を確保できた