座って靴を脱ぎ履きできるように一枚板の式台を玄関に設置。正面の扉を開ければパントリー、左はリビングへと続く

国産ヒノキの無垢床は、足触りがやわらかく、冬でもひんやりしない。S邸では天井もヒノキに。壁は、調湿や消臭機能がある天然成分100%の漆喰をセレクト。断熱にもこだわったので、夏は涼しく、冬は暖かく、エアコンの効きも良いそう

短い動線で食事の支度や後片付けができるよう、ダイニングとキッチンを横並びに配置。シンクを隠す壁を組み合わせて、スッキリとした印象に

どこに何を置きたいか、住まい方アドバイザーでもある設計士に伝えて、収納を計画。飾り棚なども取り入れながら、使い勝手よく仕上げた

ご主人のスニーカーコレクションが並ぶシューズクローク。ロフトへ直行できる動線もあって便利だ

玄関ホール、キッチン、ランドリールームの3方向から出入りできるパントリー。暮らしやすさを追求した動線や収納もS邸の魅力だ

壁に映画などを投影できる照明一体型プロジェクターを備えたロフト。ものに合わせて棚の高さを変更できる大容量の壁面収納もポイントだ

仏間と客間を兼ねた和室の一角には、出窓のように張り出した付書院があり、柔らかな光が注がれる

扉を開けて一歩中へ入ると、一枚板のクルミの木でつくられた玄関の式台が目を惹く

玄関から無垢の香り。造作ベンチは玄関先でのおしゃべりや靴の脱ぎ履きに重宝

スリット窓からやわらかな光が届く玄関ホール。靴の脱ぎ履きがしやすいように手すりを設置した

玄関の上がりかまちの段差は、お母さまにも負担が少ない5cmの高さ。腰掛けて靴の脱ぎ履きができるベンチも造作

洗い出しの土間が木の空間とマッチした玄関。土間収納もたっぷり設けてある。正面のベンチに子どもを座らせて靴を履かせたり、来客時にちょっと腰掛けたりするのに便利

玄関、パントリー、キッチンは一直線の最短動線。買い物帰り、靴を脱ぐ前に収納できるようパントリーは土間にした

おばあちゃんの家を思い出す、どこか懐かしい通り土間。欅（ケヤキ）一枚板の式台や木とすりガラスの建具が、趣のある空間を演出

玄関から床と腰板は無垢を使用。式台も1枚板にしてもらった。大工仕立ての玄関収納が清々しい空間にマッチする

玄関脇にある「DOMA（どま）クローク」は、シューズクロークに納まらない靴や、お子さまの一輪車やバケツなど外で遊ぶ道具、ご主人の釣り道具やゴルフバックを収納するスペース。靴の脱ぎ履きの際に掴まるバーをつけ、なるべく壁に触れない工夫が施されている

玄関の式台には、一枚板の青森スギを使用。職人が手仕事で仕上げた表面のなぐり加工は、見た目の美しさに加え、足触りの良さを高める効果も