主寝室とリビングの仕切り壁は、両側から出入りできるようになっている。リビングからの視線や行き来に必要な広さなどを考慮し、ちょうどいい大きさに調整した

「赤毛のアン」の小説で、アンが暮らしていた「グリーンゲイブルズ（緑の切り妻の家）」をモチーフにした外観。切り妻の屋根と白いラップサイディング風の外壁、緑の瓦や破風、飾り窓を用い、本物にイメージを近づけた

折り上げ天井にシーリングファン付きの照明を設けてエレガントに演出したリビング。サイドの白い飾り棚には暖炉風のヒーターを設置し、カナダの居室風に仕上げた

空間をできるだけ広く感じさせるために、リビングと主寝室の仕切り壁は両サイドをオープンにして圧迫感を排除。いっそう明るさも増し、移動しやすい間取りとなった

赤毛のアンが暮らした「グリーンゲイブルズ」をモチーフにデザインした玄関ポーチ。カラフルな石のタイルが可愛らしい印象

土間のタイルやクロス選びにこだわった玄関。奥さまのセンスが反映されている

水回りはリビングの北側にまとめて配置。白を基調とした内装と、窓からの採光によって、明るく清潔感のある雰囲気に

プリント柄のクロスがやさしい雰囲気の洗面、脱衣スペースは、LDKや寝室とも近いので暮らしやすい

玄関スペース。普段は仕切りを開いて大きく使い、来客時はシューズクローク部分を目隠し。容量だけでなく、使い勝手まで考慮されている

白を基調にしたシンプルな玄関。サイドにあるシューズクロークは、白い扉で隠してすっきりとした印象に。真正面にリビングがあるが、テレビを掛ける仕切り壁で、来客からの視線をちょうど遮ることができる

窓枠で切り取られた絵画のような借景に癒やされる主寝室。隣家からの視線を外すよう、南側の窓の高さと大きさにもこだわった

2階はサブリビングと寝室。必要以上の仕切りは設けず、フロアの段差を活かしたゾーニングがされている

リビングに造ったスケルトン型の階段はスライド式のアクリル製パネルで仕切り視線に広がりをもたせた

リビング奥が畳コーナー。仕切りがないので視線が伸びて広く見せることができるうえ、使い勝手もいい

視線が奥へと抜けていく、通り土間のある玄関ホール。リビングとの仕切りを透明ガラスにして明るさと開放感を確保した

生活動線やリビングからの視線にも考慮し、一級建築士ならではの視点で考え抜かれた収納スペース

ウッドデッキにつながるリビングの窓は、大きく開くタイプのものを採用。ここを開けて自由に室内と庭を行き来できるので、過ごし方は自由自在だ

室内と同じナチュラルなツートンをベースにした外観。庭にはフェンスを設けているので、リビングの窓が大きくても周囲からの視線は気にならない