床下エアコンを無垢の格子やカウターで空間に馴染ませている。木ずり下地に漆喰を厚く塗り、味わいを深めた壁も魅力

梁を出して天井を高くし、開放感を演出したリビングダイニング。天井を杉板にすることで、よりぬくもりあふれる空間に

Oさん家族の居室をまとめた2階は、漆喰の壁と屋根の勾配を活かしてモダンテイストに。写真は10畳の子ども室

壁や天井、造作の下駄箱など、無垢の木をふんだんに使った玄関。土間収納にはハンガーポールもあり、使い勝手がいい

ヒノキ、カエデ、イチョウ、ケヤキ、センダン、キハダ、アサメラなど、さまざまな無垢材を使用。梅雨でもジメジメせず、清々しい木の香りに癒される

高気密・高断熱のおかげで、夏は2階のホールにある天井埋め込み式のエアコンと、1階の壁掛けエアコン1台で家全体が適温に

トイレの収納や手洗いカウンターも大工が造作。アクセントとして、壁の一部をタイルにした

オリジナル塗り壁に、杉板とガルバリウム鋼板を組み合わせた外観。C値0.4、UA値0.46の高気密・高断熱に加え、耐震等級3で地震にも強い

和とモダンが程よく調和した外観デザイン 。外壁のデザインはもちろん耐久性にも優れた塗り壁を採用。木ずり下地に砂漆喰を塗り込み、最後にこの土地の土を塗って仕上げている

LDKの床はカバザクラ、天井は杉板を使用。壁 は下地の珪藻土に漆喰を塗って調湿効果抜群

ダイニングテーブル代わりの造作カウンターを備えたキッチン。壁はセニベトンというコンクリート調のフランス漆喰が塗られ、味わいのある仕上がりに

平屋でありながら、登り梁の現し天井が高さと開放感を感じさせるLDK。天竜杉の床をはじめ、梁やロフトの格子がアクセントになった天井は、時とともに色や雰囲気を変えながら、味わいを深めていく

通りに面した北側はシンプルな表情。漆喰の質感と木格子がほどよいぬくもりをプラス

南向きの広いリビングは、栗の無垢床と漆喰壁に囲まれた清々しい空間。壁側の格子になった吹き抜けが、エアコンの冷気・暖気を運んでくれる

造作のテレビボードは、Wさん夫婦がDIYで防水漆喰塗料を一緒に塗って家づくりの思い出に。背面の木のボードは、『ぽっくハウス』からプレゼントされた宝物♪

LDKの床には厚さ30mmの松（パイン）の天然木を用い、自然塗料で濃い茶色に着色。太い梁が等間隔に並ぶ天井も松の板張りで。壁には珪藻土を採用。小上がりの和室はホームパーティなどの際、腰掛け代わりに使うこともできる。床下には引き出し収納を設けた