同社が誇る高気密・高断熱設計のおかげで、吹き抜けのある設計を叶えながらも室温は快適。「真冬でも日中は暖房要らず。早朝の暖房や日中の日差しの熱を保ち、夜まで暖かいほど。電気代もアパート時代より安いくらい」と奥さま

キッチンとダイニング、リビング、ヌックをL字型でつなぎ、スタイリッシュな雰囲気が漂うLDK。階段前の3つのFIX窓から差し込む光が高級感を演出し、まるで家そのものがアートのよう

階段の2段目を広く取り、階段下を上手に活用して造ったヌック。発祥であるスコットランドの言葉で「こぢんまりと居心地の良い空間」は、家族が集まる場所として活躍。子どもがここで遊び、奥さまは階段をベンチがわりに座って眺めるのが日常だ

モルタル調のキッチンはカウンター付き。「便利すぎて、ほとんどの食事はここでとっています」そうご主人は笑う。奥には大容量のパントリーがあり、「整頓が苦手な私でも部屋を美しく保つための味方」と奥さま

玄関ホールはコンパクトにして、リビングへ通じるドアをガラス製に。奥行きが生まれている

帰宅後すぐ手を洗える玄関直結の洗面。造作洗面台がおしゃれ

リビング階段右奥のドアを開けると、勝手口付きのランドリールームと浴室へ。室内干し用バー、ガス式衣類乾燥機「乾太くん」、スロップシンク、収納が並び、洗濯が一か所で完結。農家である夫妻が仕事直後に入浴できるのも便利

四角いシルエットの住まいに憧れていたというKさんに、『朝日住宅』のスタッフがキューブを重ねたような凹凸感のあるデザインを提案

高気密・高断熱の家で電気代はアパート以下

太陽の熱を利用した暖房システム「そよ風」を採用。床下に蓄熱して全館を温めるため、大空間から水回りまで家じゅうどこでも快適。電気代はアパートに住んでいたときより低くなった

自然光を取り込む設計で、日中明るく過ごせる

室内には「第三種ブースター換気空調システム」を採用しており、どこにいても春のような心地よさ。「そもそも高気密・高断熱なので、冬でも空調を入れなくても暖かくて、電気代もアパート時代とほとんど変わらず経済的です」とご主人

白を基調にした明るいダイニング。3mの天井高で開放感抜群。高窓をつけて、日中の自然光をふんだんに取り入れる

取材で訪れた真冬の寒い日でも、吹き抜けから降り注ぐ暖かな光に包まれていたLDK。高天井に合わせた大きな窓の向こうにはウッドデッキも。夏は子どもプールやプチBBQを楽しんだそう

天井高のあるLDK。デッキにつながる窓も天井までのハイタイプで、日中、充分な明るさを確保。実際以上の広がりを感じる

日中は吹抜けの高窓、スケルトンの階段から光を採り込むリビング。階段の踊り場さえも家族のコミュニケーションを育んでくれる

2階から見下ろしたLDKの大空間。冬もハイサイドライトから降り注ぐ日射しだけで日中は十分な明るさを確保できる。建物が断熱性にすぐれているため、冬でも床暖房だけで暖かい

吹抜けの土間リビングがある開放的なLDK。猫がいたずらをしないように、キッチンの背面の壁面収納はすべて大きな扉で隠してある。高気密・高断熱により、夏はエアコン1台で部屋中を涼しくキープ。土間とダイニング、キッチンには床暖房を設けてあるので、冬も足元からポカポカと暖かい