ハンドクラフトの階段は、フリーハンドで下線を入れて切り出し。自然塗料を塗り、サンダーでやすりをかけた

約80坪の広い敷地を生かした平屋を検討していたSさん。理想の部屋数と予算の両方を叶えるため『アキケンチク』が提案したのが、7坪の“1.5階”部分を有する平屋風の間取りだった

玄関など、通るだけの空間は天井を低く抑え、上階に部屋を確保した、1.5階の平屋風間取り。玄関・リビング・ダイニングと室内へ足を進めるごとに天井が高くなり、空間の変化も楽しめる

階段の段数や傾斜についてSさん夫婦と現場で確認。心地よい家は図面半分、現場半分で完成するものだと棟梁の大石さんは話す

通路のアクセントになっているガラスタイル

老後は1階ですべて暮らしが完結できるのも、この家の魅力

寝室へと続く廊下は、家族の写真や好きな本などを飾れるニッチ。位置や大きさでリズムを演出して

玄関から室内へは家族専用の動線があり、動線上をファミリークローゼットに仕立てている。おかげで出かける前の身支度も、片付けもラクラク

スキップフロアから2階リビングを見下ろす。かわいい形状の階段は『アキケンチク』が得意とするハンドクラフト

2階へ続く階段の手前には、遊び心あふれる大工ならではのハンドクラフトが施されている

フリーハンドのスケッチで提案するのが瀧社長のスタイル

自然な風合いで作られたスロープと階段の間に植物を入れて柔らかさを演出

瀧社長が描くフリーハンドのスケッチは、無機質な図面よりもイメージしやすくワクワク感があると好評

福州杉の外壁は、夫妻や子ども、じいじ、ばあば総出で塗料を塗った。「いい思い出です」とAさん

ナラ無垢材を敷いた床には、家族全員で自然塗料を塗ったそう。丁寧な基礎断熱や吹付け断熱のおかげで、開放的ながら一年中快適だ

長男の部屋。ブルー系の壁は家族みんなで塗った。パイン材の床は、車のカラーデザイナーのご主人が塗料を調合して塗ったおかげで圧迫感を感じさせず、キズも目立たない

階段に面したフリースペース

階段の踊り場に窓を設けて光を探り入れた