原因は、アメリカ・中国の住宅市場が好調で、日本向け供給を各国の仕入れ先が制限していることです。また、コロナ禍においての輸出用コンテナ不足等も重なりました。当然、需要と供給のバランスも崩れてしまい、価格についても高騰を始めています。現時点では、この状態がいつおさまるかは見通しがたっていません。

原田工務店でも当然ながら、この影響を受け始めています。私たちの造る家はすべて通常より一回り大きい4寸仕様にこだわりを持っていますが、そのこだわりの仕様であることが、よりこの影響を受けることとなりました。

なぜなら、4寸仕様の住宅会社は現在ほとんどないため、流通の中心は3.5寸仕様です。数量の少ない４寸仕様の供給は少なくなり、確保どころか受注停止に追い込まれている状態です。

しかし、私たちには、地産地消を目指して一緒に取り組み続けた地元の天竜材がありました。この状況化でも4寸材のオーダーに対応してもらうことができ、流通が困難な材木アイテムも製材してもらうことが出来ます。地道な取り組みではありましたが、改めて地元の協力業者さんの力強さを感じることが出来ました。

私たち原田工務店は、この状況化でもさまざまな協力を得て、建築中の現場に関しては工期を変えずにお家造りを進めています。それは、心待ちにしているお客様への想いでもあり、いつも協力を惜しみなくしてくれる協力業者さんへの想いでもあります。私たちが家づくりを止めてしまうことは、お客様の想いをカタチに出来ないだけではなく、この仲間たちが仕事をする場所をも奪ってしまうことになるからです。

木材不足については、日々、情報が錯そうしているのが現状です。
私たち原田工務店も精一杯の対応をしてまいります。
ぜひ、地元の木を使って一緒に家づくりを考えていきましょう！！