デザインハウス

デンマークから世界に広がった「ヒュッゲ」な暮らしとは、家族や友人と一緒にゆったりとした時間を過ごしたり、インテリアを整えて心地良く過ごしたりすること。Mさんはそんな暮らしに憧れて住まいを計画。自分たちが毎日気持ちよく暮らすにはどうしたらいいかと考えた結果、「好きなものに囲まれた暮らし」をデザインした。完成した住まいは、どこを切り取ってもすべてが家族のお気に入り。PHランプやYチェアなど、ちょっと奮発して、憧れの家具も揃えた。「家具も家と同じで一生もの。良いものを長く大切に使うつもりで、納得のいくものを選びました」と奥さま。

無垢の床が素足に心地よいLDKは、アクセントウォールやキッチンの腰壁、ベンチをモールテックスで仕上げ、北欧×無骨にコーディネート。ニュアンスカラーでまとめたシンプルな空間に、奥さまのお気に入りのアートや小物が映える。東の窓際にはストリップ階段、南の窓際には同社オリジナルの造作ソファベンチを設けて外の緑を巧みに活かし、開放感を強調。また、ストリップ階段やベンチソファがアクセントとなり、広い空間が『デザインハウス』ならではの完成度の高い美しさで満たされている。一方、意外性に驚かされたのが、キリンの水栓金具に合わせて原色を組み合わせたトイレ。色配分の絶妙なバランスに舌を巻く。「お気に入りの空間や好きなものに囲まれて暮らしていると心がウキウキして、家族にもやさしい気持ちになれます」と奥さま。ヒュッゲな暮らしに心が潤う毎日だ。