間取りを平面ではなく「球体」として考え、夏と冬の太陽高度に応じて、光と風の入り具合をシミュレーションする『アリアンス』。外からの視線を外しながら、光と風を巧みに取り入れる設計手法で、住み心地のいいLDKを実現した

吹抜けの開放感が気持ちいいLDK。天井の高低差でより広く感じられる。夫婦の好きなグレーを空間に取り入れたいと、キッチンの色に合わせてダイニングテーブル、カップボード、壁のクロスを選んだ

グレーで統一したダイニングキッチン。ご主人が釣った魚を自らさばきやすいよう、キッチンは広めに

キッチンのバックヤードに水回りを集約。LDKからパントリー、ウォークスルークローゼット、ランドリー、造作収納付きの脱衣室、浴室へと回遊できる「ロの字型」の動線を確保したことで、共働き夫婦の大幅な家事時短につながった

2WAYの洗面コーナー。女子率が高いので、2つの水栓と大きな鏡を特注した

主寝室にはご主人の趣味部屋も。釣竿・ルアーの棚やリールを飾るニッチは造作で

成長に応じて二間に分けられる子ども部屋。現在は一室をトレーニングルームに

段飾りも置ける広い玄関。宅配の箱もここで開けて物だけを部屋へ。扉正面の壁は調湿・消臭に優れたエコカラット

平面ではなく、球体で間取りを考えるのは『アリアンス』のこだわり。吹抜けの高窓を通して朝から夕方まで光が差し込み、室内はいつも明るい。ソファから吹抜けを見上げると、昼は青空に浮かぶ白い雲、夜は満天の星空に浮かぶお月さまが見える

平面ではなく、球体の視点から間取りを設計するのが『アリアンス』スタイル。吹抜けの南側と東側に窓を配置することで、長時間に渡って十分な光を取り込むことが可能に。1階の南側に大きな窓がないので、外からの視線を気にすることなく、自由にのびのびと開放的に過ごせる

家族のプライバシー確保を考慮した間取り。隣に建物があるため、光の入り具合を時間ごとにシミュレーションして窓の位置と大きさを決めた

9連の特注サッシから美しい灯りがこぼれる外観。『アリアンス』は、方位・方角、太陽高度、近隣の状況などを綿密に計算して建物を配置することにより、家中どこにいても光と風を感じ、自然と一体化した心地よい空間を実現する

カヴァードポーチの深い軒が、夏の直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は、キッチンまで光を届ける

片流れの屋根に20kWの太陽光パネルを搭載した平屋風の外観。グレーの外壁は太陽の光が当たると汚れを分解し、雨で簡単に汚れが落ちるKMEWの光セラを使用。深い軒が直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は室内の奥まで光を届けるパッシブデザインに

縁側のような長いウッドデッキ。深い軒が夏の直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は光を室内の奥まで招き入れる

深い軒が夏の直射を遮り、太陽高度の低い冬は、キッチンまで光を取り込む。ウッドフェンスで視線を遮りつつ、BBQやプールを楽しめる

深い軒が夏の直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は、室内の奥まで光を届ける。落葉樹と広葉樹を交互に植えるなど、先人の知恵と自然エネルギーを巧みに活かしたパッシブデザインを採用。縁側のようなウッドデッキでビールを飲むのが至福のひととき

三方を建物で囲まれていながら、 ライトコートから光と風を巧みに取り入れたことで、リゾートのような明るい空間を実現