家を建てる前にできる地震対策
2021/12/14|くふうイエタテカウンタードン・キホーテ豊橋店
こんにちは。
イエタテ相談カウンター豊橋店です!
最近地震が多いですね。
日本は地震大国ですので、全国どこに住んでいても地震に対する備えが必要かと思います。
食料品の備蓄、家具の転倒防止など対策は色々ありますが、
今回は家を建てる前の段階での地震対策のお話をしたいと思います。
まず、
土地の性質を知ること。
土地の地盤および山と海からの距離(地形)です。
建物の耐震性・制振性を考えることも大切ですが、建物だけ丈夫でも土地が丈夫でなかったら何もなりません。
2つめは
許容応力度計算など
間取りの縦軸横軸で耐力壁の量が十分かどうかを検証するだけの「壁量計算」とは違い、
建物にかかる固定荷重や積載荷重に地震などの長期荷重、
及び短期荷重を想定し部材(構造部材)の内部に生じる抵抗力を計算します。
そして耐震等級3
きちんと構造計算(許容応力度計算)して耐震等級3を取ると、
熊本地震のような繰り返し発生する揺れにも強くなります。
施工後には検査を入れて、きちんと施工されているかをチェックしましょう。
公的な検査では、「住宅性能評価」があります。
耐震はもちろんですが、制振まで検討できるといいですね。
耐震で地震に耐え、制振で地震の揺れを軽減させて衝撃を和らげます。
また、検討している耐震制振の仕組みが、『検証されているものか否か』も確認したいところです。
その工法の家が、実際に地震に耐えたデータがあるかないかでは安心感が違います。
地震に強い家がある一方で、倒壊しやすい家にも特徴があります。
現在の家の状況をチェックするとともに、新しい家づくりの参考にしてください。
・シロアリ被害がある家
シロアリ調査は自分ではなかなかできないので、心配な方は定期的にメンテナンスをしてもらうことをおすすめします。新築時にも、シロアリに強い家をプランニングしてもらいましょう。
・部屋数が極端に少ない家
部屋数が多い住宅は柱や梁、壁が多く、ぎゅっと詰まった構造体になっていることで耐震性が高まります。部屋数が極端に少なかったり、一部屋が大きかったり、吹き抜けがあったりする家は開放感こそあるものの、地震に対する抵抗力はやや弱いものです。
・壁が極端に少ない家
地震の揺れの影響をダイレクトに受けるのが壁です。部屋と屋根をつなぐ壁が弱ければ住宅全体にひびが入り、倒壊する危険性が高くなります。特に1階に駐車場や倉庫など、大きな開口部がある住宅や2階部分が1階よりも飛び出している住宅は1階の壁の作りが弱く、地震に耐えられないおそれがあります。最近は高い窓を採用した大空間のリビングダイニングや、大きな窓を採用している住宅が多いものですが、どのような構造や製造でそのデザインになっているのか、事前に確認すると安心できます。
・窓が多い家
窓が多い家は壁の割合が低くなるため、地震に耐え難くなります。ガラス張りの住宅はおしゃれな印象がありますが、耐震性を考えるとあまりおすすめできません。特に外壁面の3/4以上が窓になっている住宅は要注意です。
・1981年以前に建設された家
1981年に耐震基準法が改正され、耐震基準が厳しくなりました。これによって現在の住宅の耐震性能は高まっていますが、逆に言えばこの年より前に建てられた住宅は地震に弱く、倒壊する可能性が今の住宅より高いと言えるのです。古い住宅に長年住んでいる人は、メンテナンスをしっかりしましょう。
・屋根が重い家
昔ながらの瓦を使用している住宅には趣がありますが、一般的に瓦は重く、建物にかかる負荷がスレート屋根よりも高いと言われています。住宅の重心が低くなるため、地震が来た時には大きな負荷がかかるというデメリットがあります。
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