土地探しからの家づくりの注意点
2019/12/05｜くふうイエタテカウンターアピタ静岡店
アピタ静岡店です。
店舗の前を通りかかるお客様が、足を止めてよく目にしているものがあります。実は静岡市の地価マップです。みなさん、土地の価格にとても関心が高いようです。
イエタテ相談カウンターにお見えになる方も、「土地探しから」という方が6割程いらっしゃいます。そこで今日は土地から探される方に、情報提供できたらと思います。
今回の内容をざっくりと！
1）土地探しからの家づくり、お金の流れを知っておこう！
2）つなぎ融資の金利はバカにならない
3）土地探しと一緒に、住宅会社探しをしておくのがベター
4）土地と建物の資金案分は計画的に
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1)土地探しからの家づくり、お金の流れを知っておこう！
「住宅ローンを使えばいいんじゃないの？」、そう思った方は、半分正解で半分間違いです。
住宅ローンは、もともと住宅取得を目的として作られたローンなので、土地だけの購入では利用できません。そのため、建物と土地をセットで組む必要があります。
でも、実際の注文住宅の場合は、土地購入が先で、建物の引き渡しは建築後になります。（当然ですが） 短くても半年くらいのタイムラグがあります。
こういった場合に、一般的に利用されるのが「つなぎ融資」と呼ばれるローンです。要するに住宅ローンが融資実行されるまでの間、一時的に借りるローンのことです。
現金で土地を購入できれば問題ありませんが、やはり何千万単位の買い物ですから、そうそう現金で購入できる人は少ないでしょう。
次の図で土地取得＆住宅取得をする際の、お金の流れを見ておきましょう。
2）つなぎ融資の金利はバカにならない
この「つなぎ融資」は、実は金利が結構高いのです。住宅ローンが0.5～1.3%くらいの金利なのに対し、つなぎ融資は、一般的に年利3～4%かかります。
仮に、2000万円の土地を先に購入するためにつなぎ融資をした場合、年間で60～80万円の金利がかかってくるわけです。
先に土地を購入して、そのあとじっくり家を建てようとしたら、この金利が余分にかかってくるのです。これはバカになりませんよね。
土地購入の場合は、土地の金額が大きいだけに、つなぎ融資の金利も大きくなります。融資実行から完済までの期間を、極力短くできるようにスケジュール計画しておくことが重要です。（上表の、赤枠部分の期間を短くすること）
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3）土地探しと一緒に、住宅会社探しをしておくのがベター
おすすめなのが、住宅会社探しを土地探しと並行して検討しておくことです。先に住宅会社を決めてしまってもいいでしょう。当たり前ですが、住宅会社を決めても金利は発生しませんから（笑）
その方が、土地の目星がついた時点で、建築プランの打ち合わせにすみやかに入れますし、土地購入の契約前に住宅会社に土地を見てもらうこともできます。建築のプロの視点から土地を見てもらっておく方がのちのち安心ですよね。
これが結果的に、土地の契約から最終引き渡しまでの期間を短くできるポイントになります。
また、理想の住まいや暮らしのイメージを住宅会社に共有しておけば、それに適した土地を探してくれるかもしれません。
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4）土地と建物の資金案分は計画的に
「土地探し難民」という言葉をご存じですか？ 理想の土地を探しているけど、なかなか見つからなくて何年も土地探し続けいているという方のことだそうです。
静岡市内の土地単価をみても、やはり人気のエリアは土地価格も高く、さらに売土地自体が少ないのが実情です。周辺環境や土地の広さ、価格など、希望に100％ぴったり合う土地に出会うのは、そうそう簡単ではないようです。
そんな方がよく陥ってしまうこととして、いい土地が見つかったので契約したが、当初の予算をオーバーして購入してしまうケースです。
結果、土地に予算を使ってしまい、建物に回せる資金が少なくなってしまった。家づくりの段階で、設備や仕様など妥協しなければならなかったというケースです。
そうならないためにも、あらかじめ予算按分を具体的にしておくことが大切です。積み上げ式の予算管理はあとで痛い目を見るので、ご注意ください。
また、住宅会社を決めておくことで、希望にあった家づくりに実際どのくらい費用がかかりそうか、具体的に把握できるので、家づくりの段階でズレも少なくなるでしょう。
イエタテ相談カウンターでは、土地探しに強い住宅会社もご紹介していますので、ぜひお近くにいらした際にはお立ち寄りください。
