家庭用エレベーターの設置費用と維持費
2020/04/19|くふうイエタテカウンターアピタ静岡店
こんにちは!
イエタテ相談カウンターアピタ静岡店です。
今回は家にエレベーターを設置したいけれど、お金はいくらぐらいかかるの?という疑問にお答えしたいと思います!
■エレベーター設置にかかる費用
1.エレベーター本体価格と据付け工事費
3階建てまでの一般的な住宅で270万円~480万円(税抜き)ほどです。
金額によって、載せることができる車いすの大きさなどが変わってくるので、必要な用途に応じて検討をする必要があります。
階数や、家の構造(木造か鉄骨・鉄筋コンクリート)によっても変わってきます。
一般的に木造の方が設置費用は高くなります。
必要なものは標準装備されていますが、オプションを付けていくと上記の金額+αとなります。
2.建物側の工事
建物側の建築工事費や電気工事、電話工事などの費用がかかってきます。
新築時かリフォームかによっても数10万円~100万円単位で費用が掛かります。
リフォームの場合、建物の強度や間取り、新築時にどこまで用意をしているかによっても費用は大きく変わります。
新築時には、将来的に家庭用エレベーターを設置したいのであれば、設置スペースや配線を考慮した間取りにしておくと、設置時の費用が抑えられます。
3.申請費用
エレベーターの設置には確認申請が必要になるので、申請費用で10万円前後かかります。
■維持費(ランニングコスト)
1.電気代
1日に20回程度使用した場合で、1ヶ月に440円~1,000円程度という試算が出ています。
1年でも5,300円~12,000円程度なので、そんなに大きな負担ではないですね。
2.メンテナンス・検査費
一般住宅の場合、特定行政庁への報告までは必要ありませんが、家庭用エレベーターの所有者には、建築基準法により維持管理の義務があります。
メーカーによるメンテナンスは一例ですが、1年間で43,000円~59,000円(税抜き)程度かかります。
3.固定資産税の増加
維持費とは少し違うかもしれませんが、毎年かかる費用です。
エレベーターを設置すると、建物の評価額が上がるため、固定資産税が上がってしまいます。
条件によっても変わってきますが、年間で2万円程度上がってしまうと言われています。
■まとめ
<設置費用>
エレベーター本体価格と据付け工事費:270万円~480万円(税抜き)
建物側の工事:数10万円~100万円単位(条件に応じて)
申請費用:10万円前後
<維持費(ランニングコスト)>
電気代:5,300円~12,000円程度
メンテナンス・検査費:1年間で43,000円~59,000円(税抜き)程度
固定資産税の増加:1年間で2万円程度
家庭用エレベーターがあると、重い荷物を持っているときに便利だったり、老後でも上階を活用しやすいというメリットがありますが、それなりにお金もかかってくるので、予算と希望のバランスを取った計画にしましょう。
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