こんにちは！イエタテ相談カウンターアピタ静岡店です。

 

住宅会社のパンフレットやホームページを見ていると「長期優良住宅」という文字を見ることがあります。

文字だけ見てみると、長く住めるいいお家？という感じですね。

国交省のホームページを見てみると、「長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅」とあります。そのままの意味のネーミングですね。

 

そこで気になりました。静岡県や愛知県ではどのぐらいの人が長期優良住宅の認定を受けているんでしょうか。

国交省のホームページをいろいろと調べてみたところ、平成３０年度は以下のようです。

 

長期優良認定住宅戸数 / 新設住宅戸数(持家＋分譲一戸建て)

静岡県：　6,089戸/15,099戸（約40％）

愛知県：　14,520戸/32,005戸（約45％）

全　国：　108,800戸/425,628戸（約25％）

 

このように見てみると、静岡県や愛知県は全国的に見ると、比較的長期優良住宅の認定を取っている方が多いようですね。

 

認定基準項目は全部で９項目あります。

１．劣化対策（数世代にわたり構造躯体が使えること）

２．耐震性（大地震の際に損傷のレベルを低減できること）

３．可変性（ライフスタイルの変化に合わせて間取りが変更できる）

４．維持管理・更新の容易性（内装や設備が簡単に変更できる）

５．高齢者等対策（将来バリアフリーのための改修ができる）※共同住宅のみ

６．省エネルギー対策（省エネルギー性能の確保）

７．住戸面積（一戸建てだと７５㎡以上）

８．居住環境への配慮（地域における居住環境の維持・向上）

９．維持・保全計画（長期的な改修の計画が策定されているか）

 

項目が多くてややこしいですが、このあたりの対応は長期優良住宅に対応している住宅会社であれば、対応してもらえるので、聞いてみてください。

 

 

長期優良住宅の認定を取ると、税金の優遇もあります。

１．住宅ローン減税の限度額の拡充（4,000万円→5,000万円）

２．投資減税型の特別控除（標準的な性能強化費用の10％を所得税から控除）

３．登録免許税（0.15%→0.1％）

４．不動産取得税の控除額の拡充（1,200万円→1,300万円）

５．固定資産税の減額（1/2）期間の延長（3年→5年）

※詳しくは国交省のホームページを見てみてください。

https://www.mlit.go.jp/common/001158175.pdf

 

ここまで読んでいると、性能がいい家になって、税金も安くなるなんて最高じゃないか、と思うと思いますが、デメリットもあります。

デメリットは簡単に言うと、「コストと時間がかかる」ことです。

１．認定のための申請にコストがかかる

２．工事期間が伸びる

３．工事費用が上がる。

２と３については、認定を取るか取らないかに関わらず、水準の高い家を建てるのであれば、大きくは変わってきません。

コストや時間がかかる分、性能がいいので光熱費が下がったり、長持ちする家で快適な生活ができるので、総合的に検討してみてください！

 

 

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