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家づくりガイド 【家づくりの基礎知識やコツを学ぼう】

これだけは押さえておきたい 地震対策・知識 Q&A

これだけは押さえておきたい 地震対策・知識 Q&A

Q 木造住宅は地震に弱いですか?

Q 木造住宅は地震に弱いですか?

A いいえ、そんなことはありません。

どんな工法でも「耐震等級」(※後述)が同じなら、理論上地震への強さは同じになります。

木造でも鉄骨造も、耐震性は変わりません。
「木か、鉄か」では木材が弱そうなイメージがあるかもしれませんが、
鋼材でも規定より薄かったり細かったり、接合部の溶接・ボルト締めが不十分であれば揺れに耐えられません。

一方、築年数の経った木造が〝メンテナンス不足〟だった場合、
腐りやシロアリ被害で構造の劣化が進む場合もあります。
これは鉄骨造でもサビなどが発生し放置されれば同じこととなります。

つまり・・・

●必要十分な材料で
●キチンと施工され
●定期的にメンテナンス
 されていれば

どの工法を選んでも大丈夫ということになります。

Q「リビングに大きな窓」がほしい!でも地震に弱くなりますか?

Q「リビングに大きな窓」がほしい!でも地震に弱くなりますか?

A 工法や設計の工夫があれば、耐震性と両立できます。

工法や設計を何も考慮せず窓を大きくすれば、
壁量の不足や壁配置バランスの悪さにつながり、耐震性は低下します。

とはいえ大きな窓の開放感は心地よい家づくりに欠かせません。

ケースによっては

・鉄骨造や、木造でも耐力壁の少ない新構法を検討する
・設計の工夫で、本来家の外周にある耐力壁を室内側に変更する

といった工夫もあります。希望する窓のデザインのイメージを固め、住宅会社に相談してみましょう。

Q 「耐震・制震・免震」。 違いがよく分かりません!

A 建物を頑丈にするのが「耐震」、
  伝わった揺れを低減するのが「制震」、
  もともと揺れを伝えないようにするのが「免震」。

どの建物にも耐震基準に応じて「耐震」性は備わり、高耐震仕様も普及しています。
このとき建物は倒壊しないが、揺れそのものは大きく減らず、
室内の人が家具の落下・転倒等でケガをする危険も減ってはいません。

そこで揺れそのものをコントロールしようとするのが「制震・免震」の技術です。
「制震」は揺れの建物への入力は100%でも、壁内部に「ダンパー」等を設置し揺れを吸収します。
「免震」は建物への揺れの伝わりそのものを減らします。
建物を浮かせ、地面との間に「ボールベアリング」等を設置して揺れを吸収します。

「制震」「免震」のどちらも、高耐震を確保した建物にさらにプラスするオプションです。
費用や効果は諸条件により大きく変わるので、
導入を検討する際は地盤や基礎、家の耐震性全体、制震・免震装置など、
すべてに理解の深い担当者に相談することが肝要です。

Q 「耐震基準」って何のことですか?

A 耐震基準は人命が失われない最低ラインです。
「建物に大きなダメージがない」とは限りません。

新しく家を建てる時、国の建築基準法にある「耐震基準」を守ることが義務付けられています。
ただし、耐震基準は「逃げるまでの時間を確保できる建物の基準」であり、建物の損傷がゼロとは限りません。

先の熊本地震では最新の耐震基準をクリアしていても全壊・半壊する家がありました。
家の修繕費も工面できず、かといってローンの返済は容赦なく続き、生活苦に追い込まれる人が続出しました。

このように人命は助かるものの、何千万円もの住宅ローンを組んだ念願のマイホームが一度の地震で住み
続けられなくなってしまうかもしれないのが国の耐震基準だと覚えておきましょう。

Q「耐震等級」とはどんな基準で 耐震基準とはどう違いますか?

Q「耐震等級」とはどんな基準で 耐震基準とはどう違いますか?

A 「耐震等級」は耐震基準と比較した耐震性の高さを
   3ランクでわかりやすく示した等級です。

【耐震等級の3ランク】

耐震等級1=耐震基準とほぼ同等
耐震等級2=耐震基準の1.25倍レベル
耐震等級3=耐震基準の1.5倍レベル

「耐震等級3」は、震災時に復興の拠点となる警察署・消防署と同等の最高レベルです。

ある試算によれば「耐震等級3」のコストUP目安は坪1~1.5万円。
同時に耐震等級が高いと地震保険料の割引や、公的住宅ローンの金利優遇が受けられるメリットもあります。

いま地震に強い家をつくるなら「耐震等級3」レベルを目指したいものです。

耐震等級を取得する・しないにかかわらず、

まずは住宅会社に
「耐震等級3レベルの、地震に強い家をつくりたい」と話してみよう。

「耐震等級」は公的制度である「住宅性能表示制度」の10ある基準のうちのひとつです。
等級を取得するなら認定検査費等が必要になります。利用は私たちの任意です。

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イエタテ編集部
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