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土を掘って、レンガを並べて、DIYでお庭に作ったかわいい花壇。「はじめましてのごあいさつにジョウロでお水をあげようね」「お花が咲くのが楽しみね」・・・なごやかな会話が弾む休日の昼下がり。新居での暮らしは、何気ない毎日の中に小さな驚きや喜びが散りばめられている。
「他のどこにもない、自分らしさにこだわった家を建てたくて」と語る奥さまは、「1つの空間に1つのサプライズ」を目標に住まいをプラン。たとえば、リビングのサプライズはマガジンラックの隠し扉。長男がラックに駆け寄ったかと思うと、引き戸のようにガラリとラックを開けて、奥のキッズスペースにトコトコと入っていく。忍者屋敷のような空間に、胸がワクワク。「扉の開け閉めや照明のオン・オフも子どもがちゃんと自分でやるし、おもちゃもこの部屋以外には持ち出さなくなりました。片付けをする習慣や自立心が自然と身に付いてきた気がします」と、夫妻が長男の姿を見守りながら目を細める。
「LDKは広くて開放的なのがいいというけれど、私たちの場合は広さよりも心地よさの方が大切。『巣ごもり』みたいに安心してくつろげる場所にしたくて」という奥さまの言葉通り、LDKはこぢんまりとして居心地の良い空間。床はパインの無垢材、壁と天井は漆喰で仕上げてある。「家づくりの最中はデザインを優先して考えていたけれど、こうして実際に暮らしてみると、寒暖差のない住環境や自然素材の心地よさが満足度をより高めてくれている感じがします。引っ越してきてから、子どもも風邪をひかなくなったんですよ」と夫妻が嬉しそうに語る。
休日には、2階の音楽室でご主人がチューバやピアノを演奏したり、奥さまがパントリー兼作業場で裁縫や編み物にふけったりする時間も確保。この家には、防音性の高いセルロースファイバーが断熱材に使われているので、周囲に気兼ねなく趣味の時間を満喫できる。低く深く響くチューバの音色、ミシンの連続音、子どもがおもちゃで遊ぶ音。さまざまな音が楽しく混ざりあい、色とりどりの笑顔がキラキラとはじけるこの家は、家族にとってオンリーワンのしあわせの宝箱だ。
こぢんまりとして居心地のいいLDKは動線も便利。リビングのマガジンラックは隠し扉になっていて、奥にはキッズスペースが
キッチン裏のパントリー兼奥さまの仕事場。裁縫や編み物もでき、生地や毛糸をしまう棚も設けてある
新居の南面に設けた夫妻手作りの庭。「一戸建てだとガーデニングもできるから、楽しみが増えていいですね」と奥さま
スキップフロアのスタディコーナー。R型の開口部から顔をのぞかせて、階下の家族と会話もできる
マガジンラックの隠し扉の奥に現れるキッズスペースは、長男お気に入りの秘密基地
音楽室では二人で二重奏を楽しむことも。防音性が高いので、思う存分演奏できる
大好きなテーマパークをイメージしたファサード。玄関ポーチの壁に石をあしらってオシャレ度アップ。奥さまが建物の前に石を並べて配置を考えた
玄関ホールのサプライズは、「ただいま手洗い」
のコーヒーカップ
奥さまの育児休暇中に短期集中型で土地探しと家づくりを計画。「土地が決まる前から『アスカ』さんが住まいのプランニングを進めてくれたので、スムーズに計画が進みました」と夫妻。
フリーライター