ご両親が住んでいた築17年の住まいを譲り受け、1階のみ全面的にリノベーションしたNさん。「建て替えるにはまだ早いし、両親が大切にしながら住んでいたので、壊すのは忍びなくて。新築よりコストダウンできるのは確かなので迷いはありませんでした」とご主人。　木製に変えた玄関ドアを開けた瞬間、天然木と漆喰のナチュラルな空間が広がり、外観とのギャップに驚く。ブルーのドアを開けてLDKに入ると、シンプルな空間を自分好みの「色」で味付けし、カリフォルニアのテイストに。キッチンからはフロア全体が見渡せて、サニタリーへの動線もスムーズ。ご主人が憧れていた薪ストーブも設置し、子どもたちとの絆を育む。　床も壁も建具もすべて自然素材にしたことで断熱と調湿効果が高まり、家族全員が風邪ひとつひかなくなったそう。さらに光熱費もグーンと下がり、暮らしにもゆとりが生まれた。リノベしてから2年以上経つが、後悔や不満がまったくないというのも納得できる。