この日訪れたのは、浜松市郊外の人気分譲地「きらりタウン浜北」に建つＫさん宅。笑顔が素敵な奥さまに案内されてリビングに入ると、とびきり明るくて清々しい空間に驚いた。高い吹き抜けから光がこぼれるリビングは、天竜ひのきの床や天竜杉の現し天井など、地元の木をふんだんに使っているので、家そのものが呼吸しているようなやさしい佇まい。料理中の臭いがリビングに入ってこないよう、ダイニングキッチンはゆるやかに独立させた。ゲストがリビングを通らず、玄関から直接出入りできる和室も気が利いている。奥さまの夢を叶えた大きなウッドデッキはＬＤＫとフラットにつながり、広い空間がより開放的に。２階の主寝室内には、しまいやすく出しやすいウォークスルーのクローゼットや２畳の書斎を設け、スマートな暮らしを演出。「光と風がたっぷり入ってくるので、休日でもずっと家に居たくなります」。パッシブデザインの住まいは人も建物も健康にしてくれる。