赤褐色のサぺリを使った製作建具とコンクリート壁の玄関は、まるで小さな美術館のエントランスのよう

高さのある勾配天井と高窓により、開放感と明るさは抜群。グランドピアノを置いても広々。サペリの落ち着いた色合いも相まって、重厚感ある空間に仕上がった。

玄関ホールは一見シンプルでスタイリッシュな空間だが、扉を開くと手洗いや大容量の収納があって機能的。「小さな子どもがいても安心！」と奥さまも大満足

「畳で寝転ぶのが大好き」というご主人の希望で、1階と2階の随所に畳スペースを設けた。こちらはNさん夫妻のベッドルーム。畳の先には人工芝の中庭ベランダがつながっている

キッチン＆ダイニングスペース。背面は幅8m一面が収納になっていて、かっこよさと暮らしやすさを両立している。前の家で使っていたお気に入りの巨大エアコンも違和感なく組み込むことに成功した

ご主人の念願を叶えた2階のベランダ。中庭のように囲まれていて、周りの視線を気にする必要はなく「夏は素っ裸で日向ぼっこもOK！（笑）」住宅街なのに開放的な、秘密の屋外空間になった

ご主人の趣味である自転車や登山の道具が入ったガレージ

勾配屋根と直線的なフォルム、鉄筋コンクリートとモルタル塗り壁で構成された外観がモダンな印象

大工が製作したエントランスの格子戸をあけると、中庭・リビングをまっすぐ見通せる、印象的なアプローチ

エントランスの正面奥に見える中庭のシンボルツリー。まるで大きな額縁で切り取られた1枚の写真のように美しい

「本物を使いたい」というWさんの希望で軒天なども無垢の木に。エントランスと中庭の間に設けたアイアンの造作建具にもこだわりが光る

白で統一した清々しい雰囲気のエントランス。コンクリートの壁が程よくマッチして、ギャラリーのような静謐な空間を演出。絶妙な高さのFIXの窓越しにウォーターガーデンと中庭が見える

エントランスは玄関と駐車場の二方向から出入りができる。今まで大切に使い続けてきた無垢材のチェストも、本物の素材同士で共鳴し空間に溶け込む

白で統一したL字型の外観。継ぎ目がなく、まるで一枚仕上げのようにみえる外壁はALCならではのメリット。シンプルで美しい仕上がりが外観デザインを引き立てる。エントランスの奥は美容室。入り口のドアもオリジナルデザインで、取っ手には黒い鉄の角パイプを取り付けた

レッドシダー材をふんだんに使った玄関アプローチ。隣家からの視線を遮る壁は風通しも確保できるよう上部と下部を開けている。ホテルのエントランスのような細長いアプローチを歩く時間が、仕事モードからリラックスモードへとオンオフを切り替えるのにちょうど良い