静岡県西部
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「ひのきの家 モデルハウス」を訪れた瞬間、築15年を経ても室内がヒノキの芳醇な香りで満ちていることに驚く。同社が扱うのは、地元産天竜ヒノキの中でも特に手間をかけて仕上げたもの。木材の旬といわれる冬・9〜12月、とくに満月から新月までは木の水分や養分が減る時期に伐採した、腐りにくく丈夫になるとされる月齢伐採とよばれる木材だ。また、伐採後は1〜3か月時間をかけて葉を枯らし、乾燥させることで、天然フェノールなどの香り成分が強まるという。さらにじっくり1年以上熟成させ、耐久性が高く、香りが持続する美しいヒノキ材が完成。乾燥後も木の繊維が生きているため、建てた後も強度が違うのだそう。天竜ヒノキを柱や梁、土台などに活用し、開口枠や家具、建具にまで最大限取り入れた『ひのきの家』は、優しい色合いと心地よい香りに満たされている。
『ひのきの家』の構造は、土台や柱に天竜ヒノキ、梁には天竜スギを使うなど100%地元天竜材だけを採用。ほぼすべての内装材にヒノキを使い、壁は珪藻土で仕上げ、自然素材に包まれた暮らしを実現する。見えない部分まで徹底して素材と工法にこだわり、セルロースファイバー断熱材や通気システムを組み合わせ、カビや腐食を防止しながら素材の吸放湿機能も高めている。木質劣化対策とシロアリ対策には人体に無害で効果の長い「ホウ酸」を使うなどの配慮も。さらに自然エネルギーを取り込むパッシブデザインを活用し、庇の長さや窓の大きさ、位置のバランスを最大限吟味。断熱や耐震も徹底し、「断熱省エネ等級5」「耐震等級3」相当の性能を標準仕様とした、安心で快適な家を形にする。そして、自然素材の耐久性の高さが、40年、50年とその心地よさを守ってくれる。
『ひのきの家 静岡県家づくり浜松協同組合』とは、天竜材の扱いを熟知した大工棟梁をはじめ、左官屋、建具屋、水道屋など各業種の熟練職人が集まった工務店。1984年の創業以来、職人たちが組合員となって家づくりを手がけており、地元天竜材と自然素材を使う、伝統的な建築技術の継承と、最新技術を組み合わせたハイブリッドな木造建築を提案し続けている。着工後は基本現場で打合せながら進めていくのも特徴で大工棟梁や各職人とも相談ができる。「現場を見ながら家具を考えたい」など、自分らしい住まいを追求する人に喜ばれている。基本的に自社施工の形をとり、外注しないため、余分なコストを抑えられるメリットも。上質な家を手の届く価格で叶えてくれる。
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