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家づくりガイド 【間取りとデザインのアイデアを探そう】

実例323軒の人気間取りを発表!<第3回キッチン編(対面・オープン・アイランド)>

実例323軒の人気間取りを発表!<第3回キッチン編(対面・オープン・アイランド)>

Q:先輩施主さん達のキッチンはどんなスタイル?

Q:先輩施主さん達のキッチンはどんなスタイル?

A:一番人気は対面キッチンのおよそ5割

キッチンに立つ人がリビング・ダイニングを向きな がら料理ができる“対面キッチン”。より開放感のある“オープン対面”もあわせると先輩の家の実に7割が対面キッチンとなり、もはやキッチンスタイルのスタンダードになっています。
[対面キッチン]の良さは調理をしながら家族や ゲストとの会話が楽しめること。キッチンのどこ に[コンロ・シンク・冷蔵庫]を配置するかで使い勝手は格段に向上します。また[対面]<[オープ ン対面]<[アイランド]と開放感が増すごとに“おしゃれなキッチン”の印象が増す傾向に。一方キッチンの中が丸見えになりやすく、片付けや収納計画に気を配る必要も。コンロ前は壁や仕切りを作るなど、使いやすさとデザイン面のバランスが大切です。

1位:対面キッチン

〜使いやすさと開放感を兼ね備えた万能キッチン〜
レンジフードやコンロ前を壁にして、キッチンとダイニ ングを視覚的に区切る「対面キッチン」。カウンターの手元もしっかり立ち上げればシンクが散らかっていても上手に隠し、片付けに追われずゆとりが生まれる。

緩やかに区切って、ダイニングに落ち着きを
白いアーチの垂れ壁とレンガ調の壁でコーディネート。袖壁を効果的に使ってリビングからの視線を調整、開放感がありつつ料理に集中できる

2位:オープン対面キッチン

〜開放感が増すことでセンスのいいキッチンに〜
ここ数年急増している「オープン対面キッチン」。“見せる収納”を意識すればお気に入りの器やキッチンツールも映えて、こなれ感のある空間に。意外と目立つ背面の収納スペースは念入りに計画を。デザイン性の高いキッチンツールは高価なものが多いので、計画時から予算配分を考えることがオススメ。

“好き”のテイストをキッチンにも存分に
キッチンカウンターをU字に配置。古材+アイアンのダイニングカウンター側にシンク、奥にコンロを。スペースを十分に確保したことで背面はグリーンや雑貨をゆったりとディスプレイできる

3位:アイランドキッチン

〜主役級の存在感!人が自然と集まる憧れキッチン〜
多人数で料理を楽しめる「アイランドキッチン」。どこへ行くにも動きやすく、子どもも調理に参加しやすい。目隠しのないフラットカウンターを選択した場合、生活感が出過ぎないよう収納計画も同時に考えたい。

キッチンの存在がやさしく家族を包む
夫婦で立ちたい、とカウンターも通路も広めに作ったアイランドキッチン。すぐ後ろには土間とつながった大容量のパン トリーがあり、庭で採れた野菜を土間経由ですぐキッチンに持ちこめる動線の工夫も

古材で特注したアイランドキッチン
コンロとシンクは壁付けカウンターに配置、手元が 見えても雑然としないよう、アイランドカウンターは作業台として設置した。裏は収納棚で細かく寸法を決め、実用性も高い

「オープン対面」と「アイランド」のちがいは?

「オープン対面」と「アイランド」のちがいは?

対面スタイルでキッチン内がすべて見渡せる点はどちらも同じですが、いちばんの違い は「アイランド」はどこの壁にも接していないカウンター(作業台)があること。壁に接しな い=四方に通路、となるため設置には対面スタイルを作る以上の広さが必要です。

二世帯住宅のキッチン、比べてみると...

二世帯住宅のキッチン、比べてみると...

「壁付」「セミクローズ」。これは「新築してもキッチンは使い慣れたスタイルで」と親世帯で多く採用された結果のよう。ですが「壁付」は省スペースで設置でき配膳がラク、「セミクローズ」はリビングに生活感を持ち込まない、など変わらぬメリットも。対面スタイルにこだわらず、キッチンでの優先順位に応じて検討する価値はありそうです。

まとめ
・対面型(オープン対面型)のキッチンがスタンダード
・キッチンを主役にしたい人はアイランドキッチンも。
・親世帯には壁付、セミクローズも人気
・それぞれのスタイルの特徴を把握し、自分たちの生活リズムや優先順位などから決めることが大事

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