2階のピットリビング。フロアダウンしたことで、リビングのみ天井高が2,700mmになった。ステップはベンチ代わりにもなるので、ソファを置かずに空間を広々と使える

ご主人の実家と同じ敷地内に建てた木造3階建てのM邸。東側の3連窓の部分は1階から3階まで吹抜けになっており、夜になると鉄骨階段がライトアップされるように設計されている

軒の深い玄関ポーチは、雨の日もストレスフリー。ガルスパンの外壁と無垢材の壁とのコントラストが特徴的

広い土間スタイルの玄関ホール。女子率が高いので、大容量のシューズBOXを造作した

リビングの大開口を開けると、オープンエアのバルコニーへとつながる。格子で視線を遮りつつ、BBQやティータイムを楽しんだり、愛犬と遊んだり、アウトドアリビングとして使える

階段をゆるやかに隠すアイアンの格子は、京都の職人によるオーダーメイド。エキゾチックなデザインのトルコランプとの相性もばっちり。角にグレーチングを設け、3階からの光を1階まで通す

白・黒・グレー・木目でコーディネートした2階のLDK。ダイニングキッチンとリビングの目線の高さが変わることで、空間に変化が生まれた

3階の女性陣専用の洗面コーナーは造作。1階から3階まで吹抜けていながら、高い断熱・気密性能により、エアコンの力をあまり借りなくても夏涼しく、冬暖かい居住空間を実現

段差が子どもたちのベンチにもなるダウンフロアのリビングと、スキップフロアを設けたLDK。LDKだけでも22畳という大空間だ。リビングに背もたれの高いソファを置いても、段差があるのでソファの圧迫感が軽減されるマジックも

リビングがダウンフロアになっているため、段差がちょうどいいベンチに。窓辺のベンチ台は、上部を開ければ収納スペースになっている。ソファを置く場所にはコンセントを左右に配置するなど細やかな『Select工房』ならではの、心配りが光る

リビングにソファを置かない代わりに畳敷きにしたことでゴロンと横になれるし、ステップ部分に腰かければベンチとしても使える。いつでも絵本の読み聞かせができるよう、本棚を造作してもらった

リビングスペースには、チークの無垢材とダウンフロアを採用。天井が高くなり数字以上に広く見え、ベンチ代わりに使っても快適だ

L字型ソファがおさまるピットリビング

ダイニングから20cmフロアダウンさせたピットリビング。ワンフロアのつながりを持たせつつ、ゆるやかにゾーニングすることで空間にメリハリをつけている。段差に腰掛けたり、背をもたせかけたり、ときには大の字に寝転んだり。自由な姿勢でくつろぐことができ、ソファ要らず。キッチンからも目が届くので、安心して子どもを遊ばせておける

リビングにはあえてソファーを置かず、ベンチでゆったりと。サルスベリやモミジなど、自然を取り入れた風景がまるで1枚の絵画のよう

リビングをフロアダウンさせることで、空間に奥行きが生まれた

リビングのフロアダウンが空間にメリハリも付加している

2Fホールはステップフロアで広々とした フリースペースに