人とは違った家で、それでいながら飽きのこないデザインが理想のEさん夫婦にピッタリ。あえて柱と梁を現しにした真壁づくりの空間は、10年、20年後に無垢の木の風合いがどう変化していくのか楽しみだ

リビングの大きな開口部が外と中をつなぐ。柱、梁などの構造材はもちろん、階段、建具まですべて国産ひのきを使用

階段下のデッドスペースを活かした畳コーナー

料理に集中できる独立型のキッチン

1階も2階も窓を大きくし、外と中の一体感が生まれるよう設計。特に2階フリースペースからの眺めは最高だ。標準仕様の外張り断熱が効いているので、窓が大きくても暑さ、寒さが気にならない

赤いアクセントウォールが印象的な造作の洗面台

高級ホテルのようなガラス張りのお風呂。毎日がリゾート気分で、バスタイムがより楽しくなる

緩やかな勾配の三角屋根。外構はご夫婦がこれから時間をかけて、楽しみながら完成させていく

夫妻の要望で設けた地下室。趣味の空間や収納スペースなど、多目的に利用できる。建物の床下を目視できるので、10年、20年先もシロアリや木部の腐朽などがないかセルフチェックが可能

国産ひのきとアイアンでコーディネートされたLDK。柱と梁を現しにした真壁づくりの空間にきれいな空気がゆっくりと流れる。10年以上連れ添ってきた愛犬のさくらちゃんは、広い芝生の庭とリビングを自由に行き来できて毎日ゴキゲン

柱や梁が現しとなる伝統的な「真壁づくり」を採用し、無垢材が敷き詰められた床ともマッチしている。風合い、香り、肌ざわりなど五感に優しく、心も体もリラックスに包まれる

南面の大きな開口部と吹抜けの高窓から燦々と光が降り注ぐLDK。天竜杉の床は、スリッパを履くのがもったいないほど気持ちいい。10年後、20年後の経年変化も楽しみ。呼吸する無垢の木の特性により、洗濯物を部屋干ししても、生乾きのイヤな臭いが全くしない

吹抜けの開放感が気持ちいいLDK。柱と梁を現しにした真壁づくりの空間に人もペットも癒やされる。和に洋にと、どんなテイストのインテリアも合わせやすいのが真壁づくりの魅力とも言える。住み始めてから2年が経ち、無垢のフローリングの小さなキズも味わいになってきた。床暖房なしで裸足で過ごせるほど暖かい