物価高騰が続くいま、土地から購入して自由設計の注文住宅を建てるとなると莫大な費用がかかるため、分譲住宅に絞って情報を集めていたとIさんは話す。「多くの住宅会社が同じようなデザイン、同じような間取りの分譲住宅を販売しているのに対して、『明和住宅』さんはひとつとして同じ家がなく、オリジナリティを感じました」と奥さま。こうして購入を決めたI邸は、30坪に満たないコンパクトなサイズながら、明るさと開放感に満ちている。現しの梁が印象的なLDK、グリーンのキッチン、広いベランダが奥さまのお気に入りで、ご主人は1.25坪の広い浴室を大絶賛。洗面室と脱衣室を分けたり、各居室に十分な収納を設けたり、快適に暮らせるための工夫が随所に見られるつくりにも満足しているという。注文でもリフォームでも、分譲住宅でも。方法は違えど、自分たちの価値観やライフスタイルにぴったり合うミニマルな住まいを叶えることこそが、家づくりの本質であると改めて感じることができた。