静岡県東部
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「レストランで働いていた時に毎朝飲んでいたカプチーノの美味しさが忘れられなくて」と話すSさん。新築を機にイタリアのエスプレッソマシンを購入し、毎朝丁寧に淹れるのが日課だ。訪ねてきた知人や家族にも入れたてのカプチーノをふるまい、「年をとったら小さなおうちカフェを開くのが夢」と笑う。
玄関を入ってすぐの土間は、将来カフェができるように作られた部屋。窓をはさんで土間と対面にあるキッチンは家の東側にあたり、風水を気にかけていたSさんの要望にも合う。「『オウンリゾート』さんは設計段階の聞き取りが丁寧で、こちらのリクエストに柔軟に対応してくれました」とSさん。耐震上必要な袖壁を活かし子どものリビング学習用カウンターデスクを造作。冷蔵庫に合わせて作った壁の反対側を本棚に。打てば響くような抜群のコミュニケーションで、一つ一つ家づくりが進んでいったという。
夕方はキッチンで夕飯を作るSさんのそばで子どもが宿題をすませ、本棚から好きな本を手にとって読む。夜が更けたらお風呂に入り、そのままベッドへ。2階に洗面・浴室を配置したことで、生活動線もスムーズになった。「家を建ててよかったね」と口癖のように言う子どもは、新しい家が誇らしく、友達を家に呼べるのが自信になっている様子。「全館空調も快適で、光熱費はマンションにいた時より安くなりました。生活の質も上がって、建ててよかったと思います」とSさん。和やかでやさしい親子の時間が、この家で静かに流れていく。
造作した本棚の下は子どもの読書スペース。周囲の視線を避けて窓は小さめだが、借景の緑が映える
ソファとテーブルは定額に含まれ、Sさんが直感で選んだそう。壁に開けた内窓が階段の吹き抜けから1階に光を運ぶ
Sさんお気に入りのステンレスキッチンにエスプレッソマシンやコーヒーミルが並ぶ。土間でカフェを開くことも考えてキッチンは壁向きに。タイルと珪藻土の壁に白い窓枠やドアがやさしい雰囲気をかもし出す。ダイニングテーブルは壁に付けて造作。床の色に合った塗装で部屋の雰囲気になじむ
慣れた手つきでラテアートを作るSさん
キッチン下はサッと出し入れできるオープンスタイル
集中して宿題に取り組めるカウンターデスク
シンプルな空間に存在感のあるヨーロッパのデスクやチェアを合わせた仕事部屋
来客に靴のまま入ってもらえる土間。丸テーブルと椅子を置いてカフェらしく
袖壁と深い軒が印象的な外観。格子の上げ下げ窓がアクセント
子どもの小学校入学に合わせてマンションか一戸建てかの購入を検討。意見を言いやすく、設計や現場とのすり合わせも丁寧だった同社で家を建てることに。
(株)アルバイトタイムス、(有)ディー・クラフトを経て2003年独立。住宅、グルメ、シニア向け記事を中心に取材・執筆。「イエタテ」では、素敵なおうちとハッピーな家族との出会いが何より楽しみです!