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  1. “コートハウス”と呼ばれている大空間のある家。 まさか、家の中にバスケットコート?!

コラム・特集  “コートハウス”と呼ばれている大空間のある家。 まさか、家の中にバスケットコート?!

“コートハウス”と呼ばれている大空間のある家。 まさか、家の中にバスケットコート?!

“コートハウス”と呼ばれている大空間のある家。 まさか、家の中にバスケットコート?!

半信半疑のまま、Mさんのお宅に伺うと、外観はごくシンプルでスタイリッシュな三角屋根のお宅。外壁はシルバーのガルバリム鋼板で、屋根の下には水平に窓があり、まるで屋根が浮いているように見え、シンプルモダンのスタイリッシュな印象を受ける。その家の中央には、大きな玄関ドアが目を引く。とりあえず、バスケットゴールは家の外ではないのは確実のようだ。





そして、観音開きの玄関を開けると目の前にいきなり現れたのは、まさにバスケットコート。
一瞬目を疑うが、そこは家の中というより、もはや体育館。なんとも不思議な感覚にとらわれる。
実際の約1/4という縮尺のコートには、本物のバスケットリングが正規の高さ(3.050m)に設置され、子ども用に低い位置にも取付けることができるという優れものなのだとか。 

建築士の奥様が同じく建築士のお兄様と二人で設計を手掛けた家、通称“コートハウス”。

まるで嘘のようなことを実現し、家の中にバスケットコートをつくるという大胆な発想はどうしたら生まれるのか、コートがある日常の暮らしはどう営まれているのか、気になることばかり。

最初は、ご主人が「広いリビングが欲しい」と希望したことから始まった。だが、それを単純に作るのではなく、いろいろな可能性を考えて、“大きな余白”としての空間を作ろうと考えたという奥様。そこであがってきたのが、共通でかかわってきた“バスケット”だったのだとか。ゴールを家の中につけて体育館というモチーフを軸に考えたとき、暮らしの可能性が一気に広がる。とにかく自由で斬新な発想。ご夫妻は、とても面白い空間が実現したと大満足のご様子。
もちろん、バスケットの練習もできるが、それだけではなく、広い空間があるからこそ、たくさんのお友達、教え子が集まり、天候に左右されず思い切り遊んだり、皆で食事を楽しんだりすることができる“コートハウス”には魅力がいっぱいだ。
さらに、子どもにとって住宅とはこういうものという固定概念にとらわれないよう、普通と違った価値観を体感できる家を実現したことは、これからのお子さんの創造力にも影響を与えるに違いない。
壁には本物の体育館にも使用されている有孔ボードを使用しているため防音性にも優れ、お子さん達が大きな声や音を出しても安心。伸び伸びと暮らしを楽しむことができるようになったという。 




さて、家の大半を占めているように見えるコートがあるということは、いったい日常生活はどうしているのだろう・・・。
実は1階には、体育館の横にダイニングキッチン、そして洗面がきちんと存在している。ストリートバスケットさながらのスチールフェンスの奥に、まるで観客席のようなダイニング。その奥には、すっきりと使い勝手のよさそうなキッチンがあり、<無印良品>の既製品をうまく活用し、棚板はオリジナルで製作。設計段階からぴったりと納まるように工夫され、建具かと思うほど納まりがよく、コスト削減と独自性が加味されている。





2階は、階下のコートを見下ろすように、ぐるっと囲むキャットウォークが廊下代わりとなり、壁面には本棚が配されている。この棚も実は既製品でサイズをぴったりと合わせ、コスト削減。お見事!としか言いようがない。




ところで寝室は?それがきちんと廊下の外側にあるからまた不思議だ。主寝室と子ども部屋、リビング兼遊びのスペースの3部屋がきちんと機能している。




「大空間が欲しい」というスタートからここまでアイデアを膨らめるとは圧巻だ。バスケットコートのある暮らしで、お子さんたちも伸び伸びと、いつも家族を感じられる空間づくりが実現。固定概念を持たず、自由な発想で、しかもコスト削減。いろいろな工夫次第で暮らしはもっと楽しくなりそうだ。
(写真撮影:矢野紀行)
(取材協力:有限会社小泉設計室)

ライターのご紹介

永松典子
株式会社静岡編集舎
永松典子

株式会社静岡編集舎代表、iN SHIZUOKA.COM・FINDS編集長

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