総ひのきにこだわった和モダンの吹き抜け空間
静岡市清水区 K邸
テレビは壁掛け、周辺機器は階段下を利用した収納に。コードも中でまとめてすっきり

左側のキャットウォークは構造的に建物の強度を増す効果も

畳の緑色に合わせ、和室の壁はサーモンピンクの和紙を貼った

すべり止めに溝を彫ってケヤキを埋めた階段。これも大工の手仕事

1階から伸び2階ホールを貫く大黒柱。一尺(約33cm角)と存在感抜群

壁つけキッチンを対面型にアレンジ。手元が見えないように板を高めにつけ、下は収納に

アーチとウッドデッキがかわいい玄関ポーチ

洋風の外観は奥様のご希望。お友達に「かわいい」とほめられるそう

最初から自分で建てようと決めていました。勤め先の鳥坂建築は木を使った家が多く、自分も建てるなら木の家がいいと思っていました。間取りは設計担当の笹下さんが希望通りに作ってくれて、通気工法や階段のすべり止めなど、自分の好きなようにやらせてもらえたこともよかったです。
HOUSE detail
外から見ると、かわいい洋風の家。でも家の中はガラリと雰囲気が変わる。ムクの木と珪藻土だけで作られた吹き抜けの空間に、温かく居心地のいい和のエッセンスが感じられるのだ。実は、この家を建てたのは施主のKさんご本人。鳥坂建築の社員で大工でもあり、自分の家は自分で建てようと以前から決めていたという。「木の中でも見た目や匂いが好き」とヒノキにこだわり、梁や柱はもちろん、床も天井 も腰壁も階段も、リビングの中はすべてヒノキ。圧巻なのは、LDKの中心に堂々と立つ一尺角の大黒柱だ。この柱だけはあえて節のある木を使い、Kさんを中心に若手大工が交替で削り合って仕上げたという。「1階から通し柱を見上げた感じがいい」とKさん。ヒノキは年を経るごとにあめ色に変わり、味わいを増していくことだろう。
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