現代町家の意匠と快適さを実現した木造三階建ての家
静岡市 M邸
深い軒の瓦屋根と格子戸で外観を町家風に。奥側半分が3階建てになっている
深い軒の瓦屋根と格子戸で外観を町家風に。奥側半分が3階建てになっている
光のために設けた中庭も京都の庭をイメージ。ご主人のお気に入りの場所である
玄関の戸は蒲原の旧家の格子戸を参考に建具職人が作ったもの
2階の居間。夕食時にもみんなで集まっていられるように、キッチン裏に勉強スペースを設けた。天井はスギ板張りで照明は埋め込みに
1階の客間は中庭のおかげで明るく過ごすことができる
3階にあるご主人の部屋。他の部屋よりもシックな色調にして古民家風のインテリアでまとめてある
こだわりをもって家づくりに臨んだのですが、担当の方も同じくこだわりをもっていて相性が合いました。着工後に仕様を変更してもらいたい箇所が出てきたのですが、素直にそれをお願いできる雰囲気があり、実際に快く対応してくれたので満足しています。 自分たちがどんな家に住みたいのかというビジョンを時間をかけて見つけること。そしてそれを実現してくれる会社を探すことが大事だと思います。
HOUSE detail
子どもの小学校入学を機に、ご主人のお父様が暮らしていた実家の場所に新しい家を建てようと考えたMさんご夫婦。築50余年の旧家を建て替えてでの家づくりである。 こだわったのは和風のデザインと自然素材のぬくもり。ご夫婦ともに京都に暮らしていたという経験もあり、特に外観のデザインを町屋風にしたいという強い思いがあったという。そこで選んだのが、現代町家住宅の実績が豊富な駿河工房での建築だった。同社の担当者とも意気投合し、蒲原街道の旧家におじゃまして、「家づくりの参考にしたいので格子戸の寸法を測らせてください」とお願いしたこともあったという。 ところが問題もあった。それは、実家が建っていた敷地が東西に長く延びた「ウナギの寝床」のような形状であったこと。ここで十分な部屋数と採光を確保するためには3階建てにする必要があった。「3階建てにするとビルのような外観になりがちなので、西側半分は2階建てにして町屋風のデザインとし、3階にバルコニーの設置を実現させました」とは担当の白鳥さん。さらに中庭を設けることで室内への採光も確保。これにより旧家での問題だった暗さと寒さも改善され、お父様もその住み心地には満足しているそうだ。3階建てで和風で快適……そんなご夫婦のこだわりを見事に形にした一棟である。
静岡 住まいラボ内検索