古民家リフォームで手に入れた暖かくて心地よい暮らし
藤枝市 O邸
築55年の建具や障子など、想い出の残るアイテムはそのまま利用。改修部分と古い部分を違和感なくしっくりと調和させるのがセンスと技術の見せ所でもある

床の間を改装したテレビ台。真ん中が大きく見えるサッシから見る庭は外を上手く取り入れている

薪ストーブを楽しむのはあこがれの暮らしだった。ゆったりとした炎を見ているのは、何時間もたっても飽きがこない。

両親のご兄弟がよく集まるダイニング。キッチンが直接見えないように家具で仕切る。

家族に目が行き届くレイアウトを配慮。内況は明るく、床には大理石を。

寝室はシンプルモダンに。母屋とのジョイント部の低い天井に間接照明を組み込みデザイン化する。

広い玄関に縦格子戸を入れ、和風モダンに。より框を広くとり、ご両親も安心に。

玄関にはスロープを付け安心して出入りできるように。リビングに縁台を設け、良い季節にはここでお茶を楽しむ。

「どんな暮らしをしたいのか」という希望を、はずかしがらずに伝えることが大切です。こんな事無理かな…と思い込まないで、どんどん希望を伝えてみてください。こんなの無理かな…と思っていた事でも「こんな方法もあるのか!」という提案をしてくれますよ。
HOUSE detail
高齢の両親が快適に暮らせるようにと、Oさんは築55年の農家作りの自宅のリフォームを決意。冬にも温かくバリアフリーであること。両親が愛着を持つ家の趣きを残したいというのが希望。天井板を外すと、大工の棟梁がほれぼれするほどの、しっかりとした仕事が施された梁が現れた。この造形を生かしたモダン和風の空間は、Oさんとスタジオカーサの感性のたまもの。高齢の両親にも良くなじみ、実に穏やかな表情を持つ。床と天井に配した杉の無垢材は素足に柔らかく、薪ストーブの温もりをじんわりと伝え、夏は珪藻土のクロスが湿度を吸って、窓を通る風がエアコンでは得られない自然な涼しさを届けてくれる。心落ち着くしっとりとした空間が、家族や友人の絆を深め、誰もが時を忘れて癒やされる。
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