やさしい素材とデザインが家族を楽しく引き寄せる
裾野市 S邸
1階と2階でフロアの形が違うため、外観も複雑で変化に富んだものになった
客間として利用している和室。ミニ茶室の雰囲気にしながらも、あまり「和」っぽくならないよう、アールのデザインなどを盛り込んでいる
2階は次男の居住空間として、床や壁の色合いなどはすべて本人の好みどおりにした。将来的に新しい家族が暮らせるように、という配慮もあってのこと
デッキで遊ぶ孫たちをキッチンから確認できるのもこだわり
あえてリビングを通らずに玄関から和室、2階へ直接行けるようにした
左官職人のていねいな仕事がうかがえる漆喰壁。家族の健康を考え、家中に自然素材が使われている
どこかにこだわったというよりも、打ち合わせで自分たちの思いを伝えたり、世間話をたくさんしただけです。建築中もなるべく職人さんたちとコミュニケーションをとるようにしました。それで人それぞれ、まったく違う家が建っちゃうんだから面白いよね。 家は一棟一棟同じではないので、たくさんの現場を見ることです。そこでいろいろ話をして。できれば基礎工事中とか、完成前の現場も見た方がいいですよ。
HOUSE detail
結婚して二人の娘をもつ息子(長男)が、実家の近所に家を建てたのは数年前のこと。もともと建築関連の仕事をしていた長男が、同業者である職人さんたちの間で評判がいいということで、納得住宅工房を選んだのが同社とSさんご夫婦との関係のはじまりだった。実際に工事が始まってみると、毎日規定の時間前から職人さんが現場に来て仕事の準備をていねいにやっている姿が確認でき、評判どおりの会社であることを実感したそうだ。その後、縁あって長男が納得住宅工房に就職。その際にもご夫婦は反対することなく、むしろ信頼できる会社に入ることを喜んだという。そして昨年、還暦を迎えるにあたり、築40数年の家を建て替えようと決心したSさん。当然のごとく納得住宅工房に建築を依頼したのだった。 「別に息子の会社だからというわけではなく、建築中の現場を見て、ここしかないって思ったから納得さんにお願いしました。結局、息子も私もこの会社に惚れたってことですな」とご主人は語るが、自分の息子に現場監督をやってもらいたかったという気持ちも、親として当然あったようだ。 そうして、長男の現場監督のもと完成したS邸。団塊世代の夫婦の家というと「こぢんまりとした和風の平屋」なんてものも多いが、こちらのお宅は正反対。大きな二階建てのモダンな住宅である。それにはいくつかの理由があった。ひとつはご夫婦の好み。例えばこの家に多く採用されている縦長の窓も「その方がモダンに見えるでしょ」という奥様の意見を反映させたものだという。ふたつ目の理由は、近くに住む双子の孫たちが週に二回遊びに来ること。そのために部屋を大きくしたり、キッチンから庭が見えるように間取りを工夫した。以前の家ではキッチンとリビングが完全に離れていたため、料理を用意している奥様が淋しい思いをしていたそうだ。また、孫たち以外の来客も多いため、リビングを通らずに玄関から客間に直接あがれるようにもした。この和室が現場監督である長男のこだわりでもある。 そして、この家が「こぢんまりした和風の平屋」でない最後の理由を、ご主人は次のように語る。「実は次男が結婚したとき、必要なら同居できるようにはしてあります。まあ、どうなるかわかりませんけどね(笑)」。そんな親心が込められた家だ。
納得住宅工房
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