人に優しい板倉造りの家
浜松市東区 A邸
天竜材と自然素材に包まれた吹き抜けのLDK。天竜杉の極太柱と梁に安心感を覚える。壁は全室とも珪藻土がメインで、ダイニングは吹き抜けに映える漆喰を使用して変化をつけた

開放感あふれる空間にひ ときわ存在感を放つ天竜 杉の丸太柱は家族で選 んで伐採し、2年間天然 乾燥させたもの。美しい 床は無垢の杉を植物性 オイルで仕上げた圧密フ ロア。真壁はナラ材

見学会でも大好評だった 対面キッチン。一般的なI 型にするかL字型にする か迷ったが、義姉のアド バイスで、使い勝手のい いL字型を採用。造作の パントリーも十分の広さを 確保した

四季折々の庭の景色を楽しめる和室。天井はタモ、襖は和紙

日本旅館のようなしっ とりとした廊下は木の いい香りが漂う

ウッドデッキはアマゾン原 産のイペ材を使用。先人 の知恵を活かした長い軒 先は、夏は日差しを遮り、 冬は光を採り込む。昔懐 かしい縁側のような空間 でバーベキューや昼寝を 楽しめる

広いガレージは車庫兼スキーのチューニング場

“和の感性”を家全体で表現した落ち着きのある外観

大きな買い物なので、焦らず、じっくり考えて。なるべく多くの見学会に足を運んで自分の好みを見つけましょう。
HOUSE detail
村木建築工房で建てた実家で4年間暮らしていたAさん。「板倉造りの住み心地を経験したら、他社には頼めないですよ」と笑う。国宝正倉院で知られる板倉造りとは、ヒノキの4寸角柱に溝を彫り、その溝に厚さ3センチの天竜杉板をはめこむという日本建築の代表的な工法。耐震性が高く、通気性や調湿性にも優れるため、年中快適な居住空間を実現。玄関を入ると、木のおだやかな香りがふわっと漂う。夜遅く帰って来ても、この香りに癒されて疲れも吹き飛ぶそうだ。LDKと和室が一体になった空間は、天竜杉と珪藻土に包まれ、空気がやわらかく感じられる。室内と繋がるガレージは、大好きなスキーの手入れを楽しむ男の隠れ家だ。広い庭には実のなる樹々をたくさん植えた。これらが大きく育つ頃、板倉造りの家がどんな表情を見せてくれるのか、Aさんの愉しみは尽きない。
村木建築工房
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