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コラム・特集 床材の選び方〜無垢のメンテナンスって大変?〜

床材の選び方〜無垢のメンテナンスって大変?〜

床材の選び方〜無垢のメンテナンスって大変?〜

床材の仕上げは何ですか?

「床材の仕上げはなんですか?」
もうお家を建てられた方に、メンテナンス方法について聞かれたときは必ずこのような質問をします。
同じ無垢の床でもどんな塗装で仕上げられているかによってメンテナンス方法が大きく異なるからです。
前回もお話した通り、無垢の床材の仕上げ方法は大きく分けて3つ。

①無塗装
まったく塗装をせず使用。木そのものの質感を楽しむこともできますし、塗装の部分のコストを下げることもできます。しかし、表面保護もされないためシミや汚れはつきやすくなります。

②オイル仕上げ
オイルの種類にもたくさんありますが、どれも考え方としては油を染み込ませることによって木の表面を保護します。物理的に保護膜を作るわけではないので、触り心地は損なわれず、油によって汚れや染み込みを防ぎます。

③ウレタン塗装
木の表面にウレタンで保護膜を作って表面保護をします。保護力はオイル塗装に比べて大きいのは安心な点ですが、膜を作ってしまうため木本来の触り心地は損なわれます。

この中のどの方法で仕上げてあるかによってメンテナンス方法は変わってきます。
また、メンテナンスの目的は「きれいな状態を保つこと」かと思いますが、そのためにやるのは基本的には新品の時と同じ状態を保つことです。
なので、無塗装であれば無塗装のまま。
オイル仕上げであればだんだんと切れてくるので同じようにオイルを塗る。
ウレタン塗装の場合は特に塗布する必要がありませんが、傷がつかないよう砂埃などには注意が必要です。
メンテナンスについて考えるときは、ご自宅の床がどんな方法で仕上げられているのかをまず確認しましょう。

ワックスってなに?オイルって塗るの?

ホームセンターなどに行くと、ワックスやオイルなどメンテナンス用品がたくさん売られていて「何かしなくてはいけないのでは!?」と思ってしまいがちですが、本来は前章に書いたように、新築当時に行った塗装の効果が切れないようにしていく。というシンプルな考え方でOKです。
また、日頃のおそうじについては、どの塗装方法でも大きな埃やゴミを掃除機やほうきなどで取り除いた後に、乾いた雑巾もしくはよく絞った雑巾で拭くという、ごく一般的なおそうじで十分です。
汚れが目立ってきて、きれいにしたい!というときは…

①無塗装の場合
基本的には何も塗っていないので、クリーナーなどを使うとそこだけ濡れ色になってしまう可能性がありますので、付いた汚れをきれいにすることは難しいですが、「白木専用クリーナー」といったような製品で汚れを落とすことはできます。

②オイル塗装の場合
一度「クリーナー」をかけて汚れを取り除き、再度オイル塗装を行うときれいになります。オイルを塗るのと汚れを落とすというのは目的が違いますので、汚れを落としたいときはクリーナーを使用して下さい。この時、新築時に塗ったオイルのメーカーさんが発売されているクリーナーなどのメンテナンス用品を使うのがおすすめです。しかし、新築時には業者さんなどが一般のホームセンターなどでは販売していないメーカーの物を塗布することも多いので、おまかせにして関知しないのではなく、メンテナンス用品の入手方法や価格もしっかり確認しておくのがおすすめです。

③ウレタン塗装
塗膜が剥がれて汚れてしまった場合は素人では修復は難しいです。また、塗膜の上に汚れがついた場合も、あまり強い溶剤を使うとウレタンの塗膜を剥がしてしまうことがあるので、必ず無垢材のウレタン塗装品に使って大丈夫かどうか。を確認してクリーナーを使用して下さい。

また、ワックスがけという言葉も耳にすることがあるかと思います。
これが必要なのは、「ワックス仕上げ」という仕上げ方法を選んだ場合。
床材の仕上げの一種でロウを塗布するものです。
オイルほど染み込まず光沢が出るのが特徴ですが、新築時にこのような仕上げにする方は少ないです。
この仕上げの場合は、オイルと同様にワックスを定期的に塗る必要があります。

オイル塗装の場合はワックスがけではなくオイルがけを定期的に行えば、ワックスがけは必要ありません。
しかし、メーカーの商品で「ワックス&クリーナー」というものも多く、ロウを塗布するワックスと混同しやすいですが、メーカーによっては、成分にロウは含まずオイルのところもあります。

また、どうしてもワックスの光沢感がほしい!という場合はお好みでワックスを上からかけることもできますが、商品の説明をきちんと読み、ご自宅の床材に適応したものかどうかを確認する必要があります。
さらに、ワックスの成分も植物由来のもの、動物由来のもの、科学的なものといろいろあります。
せっかく自然志向で床材やオイルを塗ったのに、ワックスが化学的なものとなってしまうと、本来の目的と異なってきてしまいますのでそのあたりもしっかりと調べて商品を選択してくださいね。

オイルでもワックスでも、一般的には半年〜1年おきに塗りなおしという記載が多いですが、部屋の使用頻度や用途によって変わってくるかと思いますので、適宜判断して下さい。

ワックスにも種類は様々。床の仕上げを考慮し、目的にあったワックスを選ぶことが大切です。

特別なメンテナンス方法!

最後に、無塗装と、オイル塗装にだけ使える特別なメンテナンス方法をご紹介します。
なんと、アイロンを使います。

①物を落としてしまったりして床がへこんでしまった場合
濡れた布を一晩置いておくだけで細胞が膨らんで凹みが元通りになるんです!
特に、針葉樹のような柔らかい床材に特に有効な方法です。さらにひどい場合は、濡れた布を当て、上からアイロンでおさえてみるのも有効です。

②汚れがひどい場合
アイロンの蒸気を当てるとじわじわと汚れが浮いてきます。
広範囲にやるのはなかなか大変ですし、熱いアイロンを当てると木材が過乾燥になりますので、頻度や範囲は限定するのがおすすめですが、困ったときの隠し技としてお使い下さい。

③落書きなど部分的に汚れがひどい場合
紙やすりで削り、オイルを塗布することで修復も可能です。

3回に渡ってお話しした床材選びの話は今回でおしまいです。
3回を通じておわかりいただいた方も多いと思いますが、床材も仕上げも一度選ぶと替えるのは非常に難しい。
また、後々のメンテナンスにも大きく関係して来ますので塗布した塗料や選んだ床材の種類などはきちんと施工業者さんに確認しておいて下さい。
いざメンテナンス!という時に仕上げ方法や塗布したオイルの種類(メーカーなど)がわからないという方は非常に多いです。
これから建てられるみなさんは、ぜひしっかりと確認し長いおつきあいができるようにしてくださいね。

ライターのご紹介

遠藤 一訓
しずおかオンライン
イエタテスタッフ
遠藤 一訓

web・フリーマガジン『イエタテ』や『家を建てるときに読む本』の編集担当。

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